新幹線が開業して50年余り、未曽有の事件が発生した。
お昼のNHKニュース、小田原市内で新幹線が止まっている、車内で火災が発生しているようだ・・・との1報だ。それからテレビにくぎ付け・・・NHKはニュース時間を枠大し、どんどん新しい情報が入って来るが、映像は主にヘリコプターからの中継、新幹線が停車している小田原市上町からアナウンサーか記者かが中継で伝えるが・・・肝心ののぞみ車内の1号車の様子があまり明解に伝わらない。でも流石、NHKだ。JRや消防、国交省などの情報をどんどん挿入し、ほぼ状況がつかめた。
新幹線のぞみ車内で、男性乗客が油のようなものを撒いて自分も身体にそれを浴び、ライターで火をつけた・・・というのだ。男女乗客2人が心肺停止という情報や、車内は煙が充満し、けが人も出ている。。。このニュースを知った時、一瞬テロ?などと疑ったが、どうも東海道新幹線車内で焼身自殺を図り、死亡。一酸化中毒で乗客の女性が死亡、重軽傷20人以上という。
夕方になって、民放各社のニュース番組を見ていて、TBS系列の画面に吸い込まれた。4号車にMBS毎日放送の記者がたまたま乗り込んでいた。列車内に充満する煙、列車から避難する乗客の緊迫した生々しい映像が映し出されていた。
これまで50年間、安心と安全を標ぼうしてきた新幹線でこのような事件が起き、JR新幹線の安全神話が崩れないことを祈りたいが・・・。
1000人以上が乗車するから飛行機のような持ち物検査となると大変だろう。しかし、運転士1人に車掌3人という乗務態勢は如何なものだろうか? 大きな事件や事故が起きてからでは遅い。
これを機に、新幹線改札口に危険物自動検知装置を設置するなどして、より一層の安全運行に努め、世界に信頼される新幹線にしていただきたいものだ。