近所の川で、約2週間ほど前からホタルが盛んに光を放ち始めている。
最初は数匹しか見られなかったが、今は結構多くなっている。
この川は5〜6年前からお年寄りが川の清掃をし、ホタルの好物カワニナが増え、日中は魚の群れも見ることが出来る。
ホタルの命は約2週間という。ゲンジボタルの放つ光は、日没後8時前から。深夜になると少なくなっている。
ホタルは風の強い日や寒い日は草むらにじっと隠れていて、蒸し暑い夜、月の明かりが少ない日に多くのホタルが出てくるという。
たった2週間ほどの儚い命だが、メスがオスに、オスがメスにそれぞれ光を放って“求愛”を行う。
川の流れのある場所で見られるのだからゲンジボタルだろう。
3〜4m離れて、川のせせらぎの音とともにゲンジボタルの光を見つめていると、あっという間に時間がたってしまう。
きょうは5月最後の日。ゲンジボタルの光を見ることが出来るのは、梅雨時の蒸し暑い夜、2週間ほど。
オスとメスがしっかり仲良くなって、来年も光を放ってほしいと願っている。