午前6時前、小雨の中、傘をさしてラジオ体操の会場に向かう。
いつも歩く県道には車がほとんど走っていない。信号も主要なところは作動しているが、赤や黄色の点滅交差点もある。
弱い小雨に変わったが止みそうにない。そんな中、みんなは来るのだろうかと少し不安になりながら、いつもの公園へと20分余り、歩を進めた。
首にはマフラー、手には毛糸の手袋で寒さはさほど感じないが、やはり冬の朝は手足の指先が冷たい。
日の出は午前7時過ぎ、まだ暗い。公園の街灯より少し離れたベンチ近くには、会の主宰者Sさんの姿が見えた。ラジオ体操の出席カードにハンコを押してくれる人で、この程度の雨ではいつも携帯ラジオを持って待ってくれている。・・・・
「おはようございます
」お互いに元気な声が飛び交う。来て良かった~
と、ほっと一安心だ。
週に1回だけと思って参加し始めて半年、仲間の元気な表情に接するだけで眠気も吹っ飛び爽やかな気分に浸れる。
「きょうは二人だけかもねっ・・・」などと話していると、以前よりスリムになった40代の会社社長がマスクをして完全防寒着姿で颯爽と現れた。
いつもは10人程度は集まるのだが今朝はたった3人のラジオ体操会だ。雨が少し強くなり、場所を博物館の軒先に移し、飛び入りの主婦も参加。
新しい朝が来た 希望の朝だ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_pink.gif)
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・・・ 60年以上前から親しんできた歌が聞こえ、今週も、
“それ 一 二 三”の音が響き、真っ暗な中で、雨の日のラジオ体操会が始まった。
寒い夜明け前、爽やかな汗とまではいかないものの、身体の筋肉がほぐれた早朝だった。継続は力なりだ。