心配された雨、やはり、朝から霧雨だった。。
ところが、その雨が少しずつ少なくなり、会場に到着したときには上がっていた。
せっかく遠来の友人があるのだからと思って、前日、近くの神社に参拝した“おかげ”が叶った。(嬉しい笑)
しかし、シャトルバスで到着したときは、ほんの時折だが霧のような雨、それにグラウンドは泥濘。友人曰く・・・「靴が茶色になってしまった」云々。
記念イベントとあって、ほとんどの太鼓台が出場前、ビニールカバーを外し、美しい金糸銀糸の飾り付けや絹糸で作られた“房”が見えていた。
彼曰く、「おとなしい太鼓の競演だねっ」だって!
それもそのはず、彼は各地の喧嘩神輿や走り太鼓、山車などを見てきているのだ。
私は、すかさず答えた。太鼓台の担ぎ方などを競うわけで、喧嘩が主流ではないんだよっ!それに、この地域の太鼓台は"安全運行が第1で行われていて、若いかき夫たちは血気盛んな人もいるようだけど、年長者がついて行けないからだ"と説明した。それは多少のはったりも入っていたが。。。
雨が上がっても、傘をさす人が多く、撮影にはかなり邪魔になったが、運よく長雨からこの日のイベントだけは、遠来の友人や観客をかなり喜ばせることができたはず。
その夜、居酒屋で旧交を温めている時、別の場所で行われているケーブルテレビの生中継が目に入って来た。そして友人がぽつりと呟いた。
「来年は別の場所での太鼓台の競演を見てみたい」
「はいはい、来年は違う場所へ行きましょう・・・」
新居浜太鼓祭り、明日は最終日。
個人的に、喧嘩もなく穏やかな競演をしてほしいな~と思っている。
約3トンもある美しい太鼓台を全員が揃って担ぎ上げるだけで十分迫力があるのだから。
雨上がりの会場で大人太鼓20台、子供太鼓台10台の太鼓台競演は(あかがねの上部龍鼓祭)、大盛況に終わった。時間の関係で夜の部を見る事は出来なかったが・・・。
