春は名のみの 風の寒さや
谷の鶯 歌は思えど
時にあらずと 声も立てず
時にあらずと 声も立てず
氷融け去り 葦は角ぐむ
さては時ぞと 思うあやにく
今日も昨日も 雪の空
今日も昨日も 雪の空
春と聞かねば 知らでありしを
聞けば急かるる 胸の思いを
いかにせよとの この頃か
いかにせよとの この頃か
大正2年(1913年)に発表された日本の唱歌『早春賦』の歌詞。
吉丸一昌さんが作詞し、中田章さんの作曲で、“日本の歌百選”にもなっている曲だ。小さい頃、母親が歌って聞かせてくれていたこの曲、NHKの“みんなのうた”で一気に広まった。
今週末は春を呼ぶ雨がまた降りそうだが、この時期、暖かくなったり寒くなったりしながら本格的な春がやって来る。
暖かい朝を迎えたきょうは、中国からのPM2.5か春霞だろうか?見通しが良くない。
この曲が発表された時代はPM2.5なんてなかったはずなのに・・・・。
空気も、人の気持ちも、時代の動きも・・・全てにこの歌詞のような余裕がほしいものだ。