朝から強く寒い風を伴って、冬に近い雨が1日中降っていた。
一時、弱くなってきたので傘をさして、私がここ数年ソメイヨシノの標準木としている中学校の塀沿いに咲く桜の木の観測に出掛けてみた。
3日前はまだつぼみだったのだが、一輪、二輪、三輪・・・と開花し始めているではないか!
数えてみると五輪から六輪開花、これは開花発表ができる!(心の中だけの開花宣言だが)⇐クリックで拡大⇒
私が勝手に制定している標準木は樹齢が30年ぐらい、木の周りは50センチから60センチ、幹には少し苔が生えていて、もう老木の域に達している。南側の道路沿いに植えられ、校庭に向け、枝を伸ばしている。樹高はそんなに高くなく4mあまりだろうか。横に大きく枝が伸びているため、満開になると春がやって来たという実感がする。
雨が小降りになっている瞬間にスマホデジカメのシャッターを切ったが、ソメイヨシノには青空が似合う。ただ、私の標準木が開花したことで嬉しい気持ちが全身を走り、ついでに河川敷近くにあるソメイヨシノの木も観察しようと、激しくなる雨をものともせず歩き続けた。
中学校に比べこちらの方が少し多く開花していた。 (すべてクリックで拡大を)
雨でピンボケも多いが、なにせ傘をさしたままでの撮影で、細かいことは無しに・・・!
雨の中のソメイヨシノ観察で、靴の中にまで雨水が滲み込み、ズボンは膝から下が濡れて手はかじかんでしまっていた。。。
家に着くと昼前。着替えてこたつの中に入り込み、暖かい生姜入りの甘酒で寒さを凌いでいた。ふだんにはない、ソメイヨシノ開花日の午前の出来事だった。