気候も良くなって、長〜い休みが始まった。
『大型連休』というのが良いのか、『GW(ゴールデンウィーク)』というのが正しいのだろうか?
GW=日本語に訳せば黄金週間だがこれは五社体制だった時代の映画界が、市民の娯楽として、黄金期だった頃にラジオのゴールデンタイムにヒントを得て作った言葉。映画はこの時期がかき入れ時で、作品も豪華なものが各社競作だったことを思い出した。その頃はテレビがまだ普及していなく、映画を家族で観に行くことが大きな娯楽、乗り物は自転車が主流だった。
映画を観た後は繁華街にあるラーメン屋やうどん屋などへ行き、滅多にない外食をして帰宅するのが家族の大きな楽しみだった。
そんな昭和30年代から60年以上、世の中が大きく変わった事は言うまでもないが、その時代に比べて休みは多くなった。春、秋の大型連休、夏のお盆休み、年末年始休み・・・と、年間いろいろな休みがあって、嬉しい限りだ。
週休2日制が企業に浸透し、それが当たり前の時代になった。3連休は当然と考える時代になったわけで働く人たちにとっては万々歳だ!
昔と比べて、夫々が、仕事をやる時はやる、休む時は休むというメリハリをつけたパターンに大きく変化してきた。
が、狭いニッポンだ。どこも混雑が激しい。それに今年は、熊本地震がまだ治まらず震度1以上が1000回を超えた。被災地の方々は気を休める時がない。車中での生活を余儀なくされている方も多い。
この一連の地震活動について、気象庁は、28日午後4時半から記者会見の中で、「熊本県で発生した震度7の地震から2週間。震度4を観測する地震が発生するなど、熊本県や大分県では引き続き活発な地震活動が続いている。今回の地震活動は非常に活発だ」と説明していた。
政府は熊本地震を特定非常災害に指定する政令を閣議決定したが、いつ治まるかわからない地震で復旧、復興のスピードも上がらない。毎日が鬱陶しいことだ。
世間は大型連休とかGWといっているのだが、被災地はいま、気の休まる日はないだろう。