道端や空き地で一重のドクダミの白い花はしょっちゅう見掛ける。
このドクダミ、どこでも育ちやすい植物だ。繁殖しすぎるため、花そのものはシンプルで、なかなかしっかりしていていっぱいに咲くと華やかな感じも与えるのだが、地下の茎でどんどん蔓延る。しかも独特のにおいを発するのでそんなに好まれているとは思えない植物だ。
薬用植物として有名なドクダミはドクダメとかジュウヤク(十薬)といった別名からもうかがえるように、解毒や利尿などの効用があって、昔からいろいろな使われ方をしてきている。
梅雨の時期にいっぱい白い花が出て、可憐で美しいもの。
特に八重咲きの花はあまり見かけないが、可愛く緑の葉と白のマッチングがなんとも言えない美しさを醸し出している。
今の季節、アジサイがいろいろな花色で目立つが、白い八重の花を懸命に咲かせた八重のドクダミ、しばらくは楽しめそうだ。
50年ほど前に亡くなった祖母が吹き出物の治療をするのを近所に人に話をしていたのを聞いたり、かっての同僚のドクダミ茶に話から色々役に立つのは知っているつもりですが、我が家ではドクダミがアチコチにはびこって食傷気味です。
どうも園芸用に改良したらしいとのことで、私も初でした(笑)
今の野草は毒を持ったものや海外からの変な迷惑種が多いので気を付けて頑張ります。