大寒の20日早朝のNHKニュースを見ていて「岸田総理、本当ですか?」と言いたくなった。
岸田総理が、"5類"移行に向けた対応を検討するよう指示するとのニュースだった。厚労省の審議会で議論を経たうえで、今春にも移行される見通だという。新型コロナの感染症法上の位置づけで
県内ではここ数日、新型コロナ感染症による死者の数は"2類相当"に位置付けられ、予防のために行動制限を設けるなど厳しい措置がとられることになっている。しかし、感染者数、死亡者数ともに増えていて、この措置は少し早すぎるような気がする。
総理も諸外国を歴訪してきて、少し気が大きくなってしまい勘違いしている傾向があるのではないだろうか・・・?
"2類相当"は感染法上では、"結核やSARS"、1類のエボラ出血熱、ペストの間になっている。確かにかなり厳しい取り扱いだが、今春から総理が目指しているのは、"5類"への移行。5類は季節性インフルエンザや梅毒と同ランクだ。
厚労省の感染症部会での議論がどのような結論を出すかまだ分からない状況の中で、具体的に"5類"移行が拙速に出て来ているというのは如何かと感じる。ただ、ランクダウンによる国民の新型コロナに対する意識が低下し、再び大流行になった場合の措置はどのようにするのかなど、移行した場合の今後の対策は大丈夫なのか?懸念されることは多々ある。
5類になると医療費に自己負担が生じることになるが、日本医師会の要望などを踏まえて、当分の間は公費負担を続けるとのこと。それにマスク着用の扱いも検討していくようだ。
再度、再々度大流行(感染者数が急増)してからでは遅い。例えば、地域ごとの状況を慎重に検討、議論してから地域ごとに"類"を決めることは出来ないのだろうか?、各地域ごとの積み重ねで国全体の方向を出すといったことは考えているのだろうか?拙速に国全体の"類"変更するというのはどうなんだろうかと思う。
新型コロナは人間関係までおかしくしてしまった。急いてはことを仕損じることのないよう、しっかりお願いしたい。
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