"ヤマボウシ"の赤い実をあちこちで見かける季節になった。
雲ひとつない日本晴れ、爽やかな秋の風に誘われて、稲刈り前の田園風景を目にしながら郊外を歩いた。
そんなに多くの家が建っていない住宅街の庭先で、赤い実を付けたヤマボウシの木を発見した。 近づいて葉の間を見ると、直径が2~3センチほどの赤く丸い実が付いていた。
👇今年春に撮ったヤマボウシの花
ヤマボウシの花が開花するのは早い木で5月初めから。梅雨の話題が出始めると白い花が開く。ミズキ科なので、ハナミズキとよく似ているが、ヤマボウシの花の先端は尖っている。一方、ハナミズキの花の先端は丸い。
ヤマボウシの実だが、果肉は粘りがあって甘く生食できると植物の本に書いてあった。味は『マンゴーやバナナといった南国系のフルーツに似た強い甘味がある』と記されていた。
イボイボがある"サクランボ"のような形、ヤマボウシの実が落ち始めるころ、少しは日中の暑さが弱まって、ハナミズキの葉も一気に紅くなってくる。