一週間ほど、お暇を頂きまして、それと
いうのも風邪を引きまして、四日ほど経
って熱も引きまして、今はちょっと咳が
残ってますかね。
読書もできず、ちょっと活字に餓えてしま
っていますね。
なんか、けど、風邪ひいて、元気になった
感じしますね。骨を折ったら、丈夫になるみたい
なね。
今日は鎌倉文士骨董奇譚です。
講談社文芸文庫 1987年
装丁家、文筆家など様々な肩書を持ちながら
ちゃんとした職業を生涯持たなかった青山学
院と呼ばれる文筆家などの集団のリーダー。
8歳にして、日本古式泳法水府流を習得、
ぷかぷかと体全体を水面に浮かべることが
出来、タバコ一本分を肺に溜めることが出来
たという。
肌はいつもつやつやで荒れた酒を呑む生活を
していても、肌荒れということを知らない
特異体質だったらしい。
装丁を二千冊ほどしていたらしく、そのどれ
も今のアニメチックな装丁とは雲泥の差の
いいもので、味わいがある。人生をよく観察
していて、事細かにチェックしている。
魯山人は人を見る目がない、と言っているが、
これは他の人も同じようなことを言っているら
しい。審美眼に優れ、陶器に関しては一流の
目利きだったようだ。いや、ぼくも時代が時代
だったら青山学院に入りたいですよ。
(読了日 2024・3・12 9:12)
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