古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

J・J氏と神田神保町を歩く   植草甚一

2024-12-18 08:21:34 | 本の紹介

集英社文庫  昭和四十八年

 

このエッセイは、「宝島」の「こんなコラムばかり新聞や

 

雑誌に書いていた」と題し、寄稿した昭和四十九年に発表

 

されたもの。J・J氏とは植草氏その人である。

 

古本蒐集のすさまじさは有名で外国まで出かけて大量に

 

洋書を買い込んだという。

 

さすがにすごいな、と思わされたのは五十数冊買い込む

 

のもそうだが、それを持ち歩く腕力だ。ぼくも買う時は

 

十冊ほど買うが、けっこう重いよ。短い中に、洋書の寸評

 

などあって、楽しい。勉強になったのは、迷ったら買え、という

 

潔い忠告だろう。すれば、古本の神が次々と良い本に導いて

 

くれるという、なるほど!

 

71歳で亡くなっている。R.I.P.。

 

(読了日 2024年11・25(月)6:15)

                (鶴岡 卓哉)

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 書盗  内田魯庵 | トップ |   
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

本の紹介」カテゴリの最新記事