河出文庫 2006年
1996年に亡くなった遠藤周作さんをしのんで、十周年に
つくられた傑作選的な作品集。
広島の白島の円光寺に墓のある、僕も参ったことのある原
民喜と親交があったことが記されている。自殺してしまった
のだが、その寂しげな後ろ姿をしのんでいる。
カストリを飲んで、バクダンもちょっと飲んでいたという。まあ、
カストリと言われても僕も酒であること以外はさっぱり分から
ないのだが。
タバコを吸われていたらしく、禁煙に何度も挑戦したらしいが
失敗した様子が描かれている。まあ、僕も5年前まで吸ってい
たが、ほんと、やめてよかったと思う。
体がラクである。体重は十五キロ増えたが、これから減らしていき
たいし、それにあまりある健康を手に入れたと実感している。
クスリはその当時なかったから、クスリってスゴいねって思う。
クスリがなかったら、僕もまだ吸っていて、チーン、お陀仏だっ
たろうね……合掌。
(鶴岡 卓哉)
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