映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

2番目のキス

2007年09月20日 | 映画(な行)

(DVD)

おなじみのドリュー・バリモアのロマンチックコメディー。
2番目のキス・・・この題名の意味するところは・・・。
ドリュー演じるリンジーの恋人ベン。
彼が一番目に愛しているのは実は、子供の頃から応援しているボストンレッドソックス。
それで、リンジーは2番目ということになっちゃうのです。
はじめに出会ったのはちょうど野球シーズンオフの時。
やさしくてユーモアがあって、まさに理想の人に思える高校教師のベン。
しかしリンジーの友人たちは言うのです。
「おかしい。こんなにステキなのにこの年まで独身なんて、絶対何かある!!」
それがわかるのは次の春。
いよいよ野球シーズンが始まって、ベンは野球浸り。何よりも野球優先。
理解しているつもりでも、自分も仕事が忙しい身でもあり、リンジーはだんだんつらくなってくるのです。
レッドソックスの宿敵はヤンキース。
映画の中で、ヤンキースの松井も登場。
(ラジオを聴くシーンで、名前だけですけどね。)
う~ん、残念ですね。
今年なら、レッドソックスには松坂がいたのに!!
ベンもちょっと反省して、ある日大事な試合を見に行かず、リンジーとすごしたのですが、なんとその試合、大逆転の末レッドソックスが勝つという劇的な試合。
これを見逃してしまったベンは逆上。
これでますますリンジーとは気まずくなってしまうのです。

いえいえ、ベンを責めることなんてできません。
忘れもしない、あれはちょうど一年ほど前。
なんと、日ハムファイターズの日本シリーズ優勝をかけた試合の日に、飲み会を設定してしまったのです。
一人、また一人と、「急病で欠席」という人が出没。
残された精鋭も意気があがらず、時折ラジオを聴きながらの飲み会。
第一、居酒屋さんもガラガラだよ。
お客がいなければみんなでテレビでも見るでしょうに、迷惑じゃん、って感じ。
とりあえず最期の決着だけラジオで聞き終えて、ほっとして、また飲む。
何しろ北海道中、にわか野球ファンになってしまいまして。
もちろん私も、ろくに野球も知らないクセのにわか日ハムファンでございます。
今にして思えば、無理にあの日にしなくても、日を替えればよかったのに・・・。
やっぱり手に汗を握りつつ、じっくり見たかったではありませんか。
(テレビで、ですけど)
まあ、こんな体験があったりするので、ベンの無念はと~ってもよく分かるのです。
問題の解決は、二人で熱烈レッドソックスファンになるしかありません! 
松坂もヨロシク!
ついでに、今年もがんばっている日ハムファイターズ。
祝!CS進出!
また、紙吹雪のパレードがみたいよ~!

2005年/アメリカ/103分
監督:ピーター&ボビー・ファレリー
出演:ドリュー・バリモア、ジミー・ファロン
「2番目のキス」公式サイト