(DVD)
敬愛するラッセ・ハルストレム監督作品です。
そしてまた、ロバート・レッドフォードです!
私の年代では青春真っ盛りのあこがれのヒーロー。
ふう、しかし実際彼も年をとりましたね。
おじいちゃんの役・・・なのでちょっとショックでした。
こりゃ、私も年をとるはずだ・・・・。
モーガン・フリーマンはまあ、ちょくちょくいろいろな作品で見かけます。
結構なお年とおもっていたけど、ロバート・レッドフォードと並ぶとほとんど同じ年?え、そうなの?、これもなんかショック。
時は流れていますねえ。
でもまあ、渋く熟成したロバート・レッドフォードを見られるというのも、それはまた、シアワセな気がします。
さて、ロバート・レッドフォード演じるアイナーと、モーガンフリーマン演じるミッチのいる牧場に、息子の妻ジーンが娘グリフをつれて、ほとんど10年ぶりに転がり込んできます。
アイナーの息子は、交通事故で亡くなっています。
アイナーはジーンが車を運転したために息子が亡くなったことをうらんでおり、ジーンをやさしく受け入れることができません。
ジーンは暴力を振るう今の恋人からのがれて、この地、ワイオミングまで帰ってきたのです。
アイナーはこの10年、最愛の息子の死の痛手から立ち直ることができず、ほとんど、生きる気力もなくしたまま生活していました。
反目しあって打ち解けられない、アイナーとジーン。
しかし、アイナーは孫娘のグリフと触れ合ううちに次第に家族を愛する気持ち、生きる活力を取り戻していくのです。
祖父と孫。
ちびまる子ちゃんとおじいちゃんみたいな・・・。
(うーん、われながら、まずい連想だ・・・。)
父を知らない孫は祖父にかすかな父の姿を見出す。
祖父は聡明な孫の生き生きした姿に、かたくなな心が解けていく。
いいコンビです。
また、これらの人々を温かい目で見守るミッチ。
この雰囲気が、やっぱりモーガン・フリーマンですよねえ。
ちょっとはすにかまえつつ、どっしりと落ち着いて広い心を見せる。
やはりこれは、いつものラッセ・ハルストレム。
家族の再生の物語なのでした。
2005年/アメリカ/108分
監督:ラッセ・ハルストレム
出演:ロバート・レッドフォード、ジェニファー・ロペス、モーガン・フリーマン、ジョシュ・ルーカス