映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

シャーロットのおくりもの

2007年09月07日 | 映画(さ行)

(DVD)
ベストセラーの児童小説の映画化ということで、まあ、単純に楽しめる心温まる作品。
やはり、これはお子様と一緒にどうぞ・・・というものではあります。
子ブタのウィルバーがファーンという女の子に育てられるののですが、「春に生まれた子ブタは、雪を見ることができない」といわれている。
つまり、たいていはクリスマスの食卓に上る運命。
同じ農場の動物たち、羊や、牛、馬、ガチョウ、そしてファーンはそのことに胸を痛め、何とかウィルバーを救いたいと思う。
そこで、一匹のクモ、シャーロットが考え実行したアイデアは・・・・。
動物たちからさえも気味悪いと嫌われていたシャーロットなのですが、ウィルバーだけは、親しく話しかけ友達になろうと言ってくれたのです。
そのため、彼女はウィルバーのために必死で何かできることをしようとする。
命・友愛をテーマとするストーリーですね。

さて、とはいえ、やっぱり、クモのどアップの映像はカンベンね
・・・と思う、クモが苦手の私です。
足があんなに多くては、CGも、さぞ面倒だったことでしょう・・・。
動物たちの演技が見事でした。
子ブタって、ほんと、かわいい。
どーして?と悩んでしまうくらい、見事に、笑ってる顔、悲しんでいる顔、そのようにみえるのですよね。
うまくその表情をとらえたスタッフの手間・苦労はいかほどかと思います。

それから、実は見終えてから調べてみれば、シャーロットの声がジュリア・ロバーツ、馬のアイクの声がなんとロバート・レッドフォード、他の動物たちも有名俳優の勢ぞろいということで、先に、知っておくべきでした・・・。
知っていたから、どうということもないのですが。

まさにダコタ・ファニングに、もってこいの役という感じでしたが、さて、これが彼女の最期を飾る作なんてことにはならないですよね・・・。
この映画の後、あまり見かけないような気が・・・。
「宇宙戦争」では、彼女を引き立てるような役ではなかったですし。
(あの時はただキャーキャーわめくうるさいガキンチョという、しようもない役だった・・・。)

2006年/アメリカ/97分
監督:ゲイリー・ウィニック
出演:ダコタ・ファニング、ブタさん、羊さんたち、牛さんたち、馬さん、ガチョウさんたち、ネズミさん、クモさん