「女性は繊細で傷つきやすいんだから、男は守ってやらなきゃだめだ!」
* * * * * * * *
何でいまさらこれなのか・・・といえば、
近々「イエロー・ハンカチーフ」というアメリカによるリメイク版が公開されるのですね。
で、その前に予習ということで、
デジタルリマスター版として上映されている、この懐かしの名作を見てみました。
1977年(昭和52年)作品です。
33年前。
どおりで武田鉄矢も桃井かおりも若いはずだ!
そして、今回自分でも意外だったのは、健さん。
1931年生まれの健さんはこの映画の当時は46歳ですか・・・。
健さんといえば、私でも、知る限りはずっと年上の渋いおじさま・・・というイメージ。
でもここに登場する健さんは今の私よりも若いのだわ。
なんか変な感じ。
そして、渥美清まで登場するという、何とも懐かしい限りで・・・。
ストーリーは今更説明するほどでもないですけれど・・・
失恋で自暴自棄になり、真っ赤な新車を買って北海道にやって来た、欽也。
さっそくこれも一人旅の朱美のナンパに成功し、二人旅となる。
さらに、海岸で知り合った勇作も旅を共にすることに。
しかし、この男、実は刑務所を出所したばかり。
何しろ出会ったところが網走の海。
番外地は健さんに似合うなあ・・・。
さて、勇作には別れた妻がいるのですが。
しかし、もしかしたら自分を待っていてくれるかもしれない。
いやいや、待っているはずがない。
・・・揺れる心。
確かめるのが怖い。
「もし、俺を待っていてくれるなら、庭の竿の先に黄色いハンカチを結んでおいてくれ」
そう記したはがきを出しておいたのだけれど・・・。
事情を知った欽也、朱美を交えた3人が、夕張を目指します。
釧路→網走→阿寒→夕張 とドライブ旅行。
北海道に住んでいる私としては、これもまたなんだか感慨深いのです。
この作品では桜の花が咲いていたので、5月ですね。
まだ少し寒いくらいの北の春・・・。
帯広から夕張まで狩勝峠経由でずいぶんかかっていましたが、
今ならもっと近い道があります。
夕張の町は映画中でもそう賑わっているようには見えませんが、
今となっては破産した都市。
その後も斜陽には拍車がかかってしまいました。
いろいろなことが思い出されたり、考えさせられたり、
また懐かしさもひとしお・・・ということで、
映画の内容はそっちのけになってしまいました。
でも、ラストはやっぱりいいですねえ・・・!
そして強面の健さんが弱気になって、
イヤやっぱり夕張に行くのはよそう、と引き返すあたりもなかなかいいです。
「女性は繊細で傷つきやすいんだから、男は守ってやらなきゃだめだ!」
と言う健さんのセリフ。
うう~む。
このあたりもほとんど化石化したセリフではあるまいか。
今時の女性はたくましい肉食。
むしろ、繊細で傷つき安いオトコノコを守ってやらなくては・・・って時代ですよねー。
いやはやいろいろな意味で興味深い。
2010年(1977年)/日本
監督:山田洋次
原作:ピート・ハミル
出演:高倉健、倍賞千恵子、武田鉄矢、桃井かおり、渥美清
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何でいまさらこれなのか・・・といえば、
近々「イエロー・ハンカチーフ」というアメリカによるリメイク版が公開されるのですね。
で、その前に予習ということで、
デジタルリマスター版として上映されている、この懐かしの名作を見てみました。
1977年(昭和52年)作品です。
33年前。
どおりで武田鉄矢も桃井かおりも若いはずだ!
そして、今回自分でも意外だったのは、健さん。
1931年生まれの健さんはこの映画の当時は46歳ですか・・・。
健さんといえば、私でも、知る限りはずっと年上の渋いおじさま・・・というイメージ。
でもここに登場する健さんは今の私よりも若いのだわ。
なんか変な感じ。
そして、渥美清まで登場するという、何とも懐かしい限りで・・・。
ストーリーは今更説明するほどでもないですけれど・・・
失恋で自暴自棄になり、真っ赤な新車を買って北海道にやって来た、欽也。
さっそくこれも一人旅の朱美のナンパに成功し、二人旅となる。
さらに、海岸で知り合った勇作も旅を共にすることに。
しかし、この男、実は刑務所を出所したばかり。
何しろ出会ったところが網走の海。
番外地は健さんに似合うなあ・・・。
さて、勇作には別れた妻がいるのですが。
しかし、もしかしたら自分を待っていてくれるかもしれない。
いやいや、待っているはずがない。
・・・揺れる心。
確かめるのが怖い。
「もし、俺を待っていてくれるなら、庭の竿の先に黄色いハンカチを結んでおいてくれ」
そう記したはがきを出しておいたのだけれど・・・。
事情を知った欽也、朱美を交えた3人が、夕張を目指します。
釧路→網走→阿寒→夕張 とドライブ旅行。
北海道に住んでいる私としては、これもまたなんだか感慨深いのです。
この作品では桜の花が咲いていたので、5月ですね。
まだ少し寒いくらいの北の春・・・。
帯広から夕張まで狩勝峠経由でずいぶんかかっていましたが、
今ならもっと近い道があります。
夕張の町は映画中でもそう賑わっているようには見えませんが、
今となっては破産した都市。
その後も斜陽には拍車がかかってしまいました。
いろいろなことが思い出されたり、考えさせられたり、
また懐かしさもひとしお・・・ということで、
映画の内容はそっちのけになってしまいました。
でも、ラストはやっぱりいいですねえ・・・!
そして強面の健さんが弱気になって、
イヤやっぱり夕張に行くのはよそう、と引き返すあたりもなかなかいいです。
「女性は繊細で傷つきやすいんだから、男は守ってやらなきゃだめだ!」
と言う健さんのセリフ。
うう~む。
このあたりもほとんど化石化したセリフではあるまいか。
今時の女性はたくましい肉食。
むしろ、繊細で傷つき安いオトコノコを守ってやらなくては・・・って時代ですよねー。
いやはやいろいろな意味で興味深い。
幸福の黄色いハンカチ [DVD] | |
高倉健,倍賞千恵子,桃井かおり,武田鉄矢,渥美清 | |
松竹ホームビデオ |
2010年(1977年)/日本
監督:山田洋次
原作:ピート・ハミル
出演:高倉健、倍賞千恵子、武田鉄矢、桃井かおり、渥美清