手をつないで・・・

* * * * * * * *
3月11日。
我が札幌では、めまいのような不気味な揺れを感じました。
ニュージーランド、クライストチャーチでの災害があった後だったので、
怖さも感じましたが、
そのときに東北や関東地方で大変なことが起こりつつあるとはつゆ知らず・・・。
町が波に飲み込まれる悪夢のような映像がテレビで流れました。
家を失い、家族や友人を亡くした人たちの語る言葉に涙が流れました。
今もなお、電気が通じず寒さに震えている避難所の方々が大勢いらっしゃるのに、
何もできない自分が歯がゆく思われます。
まずは一日も早いライフラインの復旧を祈っています。
そうして、皆様が安心安全な“普通の”生活を取り戻せますように・・・。
さて私、この間、なにやら妙に気持ちがふさぎ意欲のない日がありました。
ほんの半日ほどのことでしたが、
人がこの度の災害を語る言葉を耳にするのも厭わしいという、
私には珍しい心境・・・。
自分が被災したわけでもないのに、この落ち込み様はなんなのだろうと思ったのですが。
ちょうど、その翌日でした。
新聞に精神科医、香山リカさんのコラムが載っていました。
まずは「私は、大丈夫」と自分に声をかけ、
安心させてあげて欲しいというのです。
私たちはニュース映像で、かなりリアルな災害の『疑似体験』をしているのです。
だから被災地にいる人にも匹敵するような心のダメージを受け、
トラウマが発生することもあり得るのだと。
眠れない、不安で胸がザワザワする、
気持ちが落ち込んで無気力になる、
人と話していてもやたらとイライラする・・・。
これらは既に心が深刻な傷を受けていることを意味する。
私の症状はまさにそれだったと思うのです。
実際の被災者や懸命な復旧活動をしている人のことを考えると、
とても自分は安全だ、なんて思えない、申し訳ない・・・、
そういう気持ちはわかるけれども、
でもあえて、まずは自分で自分を守ること。
そして力を蓄えて、「あなたの力が必要」といわれるその日に備えましょう、
と彼女は結んでいます。
とてもいい言葉でした。
やたらと悲観的になるのではなく、
ある程度冷静に自分の生活を守り、続けること。
それも大事です。
そもそもこの札幌で、何でカップメンやトイレットペーパーなんかを買いあさるのか、
全く意味がわからない。
皆さん、平常心を取り戻しましょう。
今の私にできるのは多少義援金に協力するくらいなのですが、
たとえば物流が遮断されているため、
北海道に荷物が入りにくくなっています。
でも、その不自由は被災地にいる方から見ればほんの些細なこと。
それよりはやはり被災地への救援物資の輸送を急いで欲しいですよね。
原発の事故処理に当たる人、
瓦礫の山で救援活動をする人、
道路の復旧工事をする人。
救援物資を運ぶ人。
医療に携わる人。
それぞれの人がそれぞれの立場で懸命にがんばっています。
そして私たち一人一人がいつもの仕事をすることが
私たち皆の生活を維持することにつながります。
皆で手をつないで、痛みを分け合って、がんばっていきましょう。
避難所の子どもたちの笑顔の写真に救われる思いがします。
子どもたちの笑顔は私たちにとって最高の宝ですね!

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3月11日。
我が札幌では、めまいのような不気味な揺れを感じました。
ニュージーランド、クライストチャーチでの災害があった後だったので、
怖さも感じましたが、
そのときに東北や関東地方で大変なことが起こりつつあるとはつゆ知らず・・・。
町が波に飲み込まれる悪夢のような映像がテレビで流れました。
家を失い、家族や友人を亡くした人たちの語る言葉に涙が流れました。
今もなお、電気が通じず寒さに震えている避難所の方々が大勢いらっしゃるのに、
何もできない自分が歯がゆく思われます。
まずは一日も早いライフラインの復旧を祈っています。
そうして、皆様が安心安全な“普通の”生活を取り戻せますように・・・。
さて私、この間、なにやら妙に気持ちがふさぎ意欲のない日がありました。
ほんの半日ほどのことでしたが、
人がこの度の災害を語る言葉を耳にするのも厭わしいという、
私には珍しい心境・・・。
自分が被災したわけでもないのに、この落ち込み様はなんなのだろうと思ったのですが。
ちょうど、その翌日でした。
新聞に精神科医、香山リカさんのコラムが載っていました。
まずは「私は、大丈夫」と自分に声をかけ、
安心させてあげて欲しいというのです。
私たちはニュース映像で、かなりリアルな災害の『疑似体験』をしているのです。
だから被災地にいる人にも匹敵するような心のダメージを受け、
トラウマが発生することもあり得るのだと。
眠れない、不安で胸がザワザワする、
気持ちが落ち込んで無気力になる、
人と話していてもやたらとイライラする・・・。
これらは既に心が深刻な傷を受けていることを意味する。
私の症状はまさにそれだったと思うのです。
実際の被災者や懸命な復旧活動をしている人のことを考えると、
とても自分は安全だ、なんて思えない、申し訳ない・・・、
そういう気持ちはわかるけれども、
でもあえて、まずは自分で自分を守ること。
そして力を蓄えて、「あなたの力が必要」といわれるその日に備えましょう、
と彼女は結んでいます。
とてもいい言葉でした。
やたらと悲観的になるのではなく、
ある程度冷静に自分の生活を守り、続けること。
それも大事です。
そもそもこの札幌で、何でカップメンやトイレットペーパーなんかを買いあさるのか、
全く意味がわからない。
皆さん、平常心を取り戻しましょう。
今の私にできるのは多少義援金に協力するくらいなのですが、
たとえば物流が遮断されているため、
北海道に荷物が入りにくくなっています。
でも、その不自由は被災地にいる方から見ればほんの些細なこと。
それよりはやはり被災地への救援物資の輸送を急いで欲しいですよね。
原発の事故処理に当たる人、
瓦礫の山で救援活動をする人、
道路の復旧工事をする人。
救援物資を運ぶ人。
医療に携わる人。
それぞれの人がそれぞれの立場で懸命にがんばっています。
そして私たち一人一人がいつもの仕事をすることが
私たち皆の生活を維持することにつながります。
皆で手をつないで、痛みを分け合って、がんばっていきましょう。
避難所の子どもたちの笑顔の写真に救われる思いがします。
子どもたちの笑顔は私たちにとって最高の宝ですね!