迫力とオドロキと・・・、あっという間の165分

* * * * * * * * *
クリストファー・ノーラン監督による
「バットマンビギンズ」、「ダークナイト」に続くシリーズ第3弾。
「ダークナイト」から8年後のゴッサム・シティを描きます。
最近、この手の作品をあまり見なくなっているのですが、
このシリーズについてははじめから見ているので、やはり見届けようという気になりました。
前作はヒース・レジャー演じる“ジョカー”の迫力のある悪人ぶりに圧倒され、
ただのヒーローものとの差異を強く感じたものでしたが、
さて、今作のお手並みは・・・?というところです。

バットマンことブルース・ウェインは、その後隠遁生活を続けていたのですが、
ゴッサム・シティの破壊をもくろむベインという超過激なテロリストの登場により、
また、立ち上がる時が来ました!!
今回、IMAXシアターで見たためもあってか、その大迫力に圧倒されっぱなしでした。
IMAXではあるけれど、3Dではないというところがまた、渋くていい感じ。

まずは冒頭、敵側が、飛行機をジャックし、乗っていた博士を拉致、
そして墜落させるシーンのスピーディでリアルな映像にオドロキ。
でもそれは本当に序の口だったわけで・・・。
予告編でも使われていた、アメフト競技場の爆破シーンや、
数々の橋が爆破され崩れ落ちていくシーン(これはあえて高所からの俯瞰シーン)のような
私達の文明が儚く崩れ落ちていくシーンは
まるで黙示録でもあるかのように、衝撃的でした。
また、アン・ハサウェイがキャット・ウーマン役というのもオドロキ。
近頃は女優さんもアクションが出来ないといけないというのは大変そうです。
「アベンジャーズ」のスカーレット・ヨハンソンなどもね・・・。

今作で特に感じたのは、バットマンは生身の人間で、
あくまでも訓練によって人並み以上の身体能力を身に着けているということ。
決してスーパーマンというわけではないのですね。
だから彼は人間としての苦悩がある。
苦悩するヒーロー。
しかし、この度の敵に対しては、周りのいろいろな人がそれぞれにできる限りの力を尽くすのです。
決してヒーローに寄りかからない。
そんなところにも共感がもてます。
また更に今作、終盤にアッと驚く秘密が・・・。
この作品で、こんなどんでん返しを期待までしていなかったので、
虚を突かれたというか、
ひえ~、この上まだ仕掛けがあったのか・・・と、
ここでもまた驚かされ・・・。

ベインに財産も名誉も奪われ、文字通り奈落の底に落とされたブルースの再生はあるのか???
映像にもストーリーにも心奪われてしまう165分。
でも、あっという間でした。
そして、ついニンマリさせられるラストシーン。
満足いっぱいです。
2012年/アメリカ/165分
監督:クリストファー・ノーラン
出演:クリスチャン・ベール、マイケル・ケイン、ゲイリー・オールドマン、アン・ハサウェイ、トム・ハーディ、ジョセフ・ゴードン=レビット、マリオン・コティヤール

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クリストファー・ノーラン監督による
「バットマンビギンズ」、「ダークナイト」に続くシリーズ第3弾。
「ダークナイト」から8年後のゴッサム・シティを描きます。
最近、この手の作品をあまり見なくなっているのですが、
このシリーズについてははじめから見ているので、やはり見届けようという気になりました。
前作はヒース・レジャー演じる“ジョカー”の迫力のある悪人ぶりに圧倒され、
ただのヒーローものとの差異を強く感じたものでしたが、
さて、今作のお手並みは・・・?というところです。

バットマンことブルース・ウェインは、その後隠遁生活を続けていたのですが、
ゴッサム・シティの破壊をもくろむベインという超過激なテロリストの登場により、
また、立ち上がる時が来ました!!
今回、IMAXシアターで見たためもあってか、その大迫力に圧倒されっぱなしでした。
IMAXではあるけれど、3Dではないというところがまた、渋くていい感じ。

まずは冒頭、敵側が、飛行機をジャックし、乗っていた博士を拉致、
そして墜落させるシーンのスピーディでリアルな映像にオドロキ。
でもそれは本当に序の口だったわけで・・・。
予告編でも使われていた、アメフト競技場の爆破シーンや、
数々の橋が爆破され崩れ落ちていくシーン(これはあえて高所からの俯瞰シーン)のような
私達の文明が儚く崩れ落ちていくシーンは
まるで黙示録でもあるかのように、衝撃的でした。
また、アン・ハサウェイがキャット・ウーマン役というのもオドロキ。
近頃は女優さんもアクションが出来ないといけないというのは大変そうです。
「アベンジャーズ」のスカーレット・ヨハンソンなどもね・・・。

今作で特に感じたのは、バットマンは生身の人間で、
あくまでも訓練によって人並み以上の身体能力を身に着けているということ。
決してスーパーマンというわけではないのですね。
だから彼は人間としての苦悩がある。
苦悩するヒーロー。
しかし、この度の敵に対しては、周りのいろいろな人がそれぞれにできる限りの力を尽くすのです。
決してヒーローに寄りかからない。
そんなところにも共感がもてます。
また更に今作、終盤にアッと驚く秘密が・・・。
この作品で、こんなどんでん返しを期待までしていなかったので、
虚を突かれたというか、
ひえ~、この上まだ仕掛けがあったのか・・・と、
ここでもまた驚かされ・・・。

ベインに財産も名誉も奪われ、文字通り奈落の底に落とされたブルースの再生はあるのか???
映像にもストーリーにも心奪われてしまう165分。
でも、あっという間でした。
そして、ついニンマリさせられるラストシーン。
満足いっぱいです。
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クリストファー・ノーラン,ベンジャミン・メルニカー,マイケル・E・ウスラン,ケビン・デ・ラ・ノイ,トーマス・タル | |
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2012年/アメリカ/165分
監督:クリストファー・ノーラン
出演:クリスチャン・ベール、マイケル・ケイン、ゲイリー・オールドマン、アン・ハサウェイ、トム・ハーディ、ジョセフ・ゴードン=レビット、マリオン・コティヤール