彼女の鋭さは時には怖いくらい
* * * * * * * * *
「ビブリア古書堂」さっそく続編と行きましょう。
さて、案じられた栞子さんの怪我の具合も快方に向かったようで、
ようやく退院し、いよいよ大輔とともに古書店の営業に当たることになります。
第一話は「時計じかけのオレンジ」にまつわるもの。
そういえばこの作品、映画にもなっていますが、
私は映画も本も見ておらず、でもなんだか読んでみたい題名ではある・・・と思っていました。
ストーリーは、この感想文を書いた女の子が、その内容の暴力性に共感するようなことを書いたため、
周りの大人達から危ぶまれてしまった・・・というようなことから始まります。
栞子はこの感想文を読むなり、これを書いた子に会ってみたいというのですが・・・。
栞子だけがわかる秘密があったわけですが、
彼女の鋭さは時には怖いくらいです。
今作は古書店だけあって古今の様々な名著を、
本を読めない大輔に栞子がストーリーを語って聴かせるという体裁を取りつつ、
私達にもその内容を紹介・解説するという仕組みになっているのです。
(こんな肝心なことを1巻目で言っていなかったですよね。失礼!)
隙間なく積まれた本の山。
まあ、我が家も時として似たような状況があったりするので、親しみ深いです。
でも心配なのは古そうなこの栞子さんのお宅、
2階にこんなに本を上げてしまって大丈夫なのか???ということで。
大きな地震でもあれば本が崩れるばかりでなく、家ごと崩壊しかねないな
・・・なんて、いらぬ心配でしょうか?
今作では栞子と母(家を出ています)の確執といいますか、
うまくいかない関係を語るとともに、
大輔と栞が互いに名前で呼び合う様になるなど、
その距離も少し縮まっているのです。
しかし、栞は「一生結婚しない」などと言っておりますので・・・、
前途多難ですな、大輔さん。
健闘を祈る。
「ビブリア古書堂の事件手帖2」三上延 メディアワークス文庫
満足度★★★★☆
ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫) | |
三上 延 | |
アスキー・メディアワークス |
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「ビブリア古書堂」さっそく続編と行きましょう。
さて、案じられた栞子さんの怪我の具合も快方に向かったようで、
ようやく退院し、いよいよ大輔とともに古書店の営業に当たることになります。
第一話は「時計じかけのオレンジ」にまつわるもの。
そういえばこの作品、映画にもなっていますが、
私は映画も本も見ておらず、でもなんだか読んでみたい題名ではある・・・と思っていました。
ストーリーは、この感想文を書いた女の子が、その内容の暴力性に共感するようなことを書いたため、
周りの大人達から危ぶまれてしまった・・・というようなことから始まります。
栞子はこの感想文を読むなり、これを書いた子に会ってみたいというのですが・・・。
栞子だけがわかる秘密があったわけですが、
彼女の鋭さは時には怖いくらいです。
今作は古書店だけあって古今の様々な名著を、
本を読めない大輔に栞子がストーリーを語って聴かせるという体裁を取りつつ、
私達にもその内容を紹介・解説するという仕組みになっているのです。
(こんな肝心なことを1巻目で言っていなかったですよね。失礼!)
隙間なく積まれた本の山。
まあ、我が家も時として似たような状況があったりするので、親しみ深いです。
でも心配なのは古そうなこの栞子さんのお宅、
2階にこんなに本を上げてしまって大丈夫なのか???ということで。
大きな地震でもあれば本が崩れるばかりでなく、家ごと崩壊しかねないな
・・・なんて、いらぬ心配でしょうか?
今作では栞子と母(家を出ています)の確執といいますか、
うまくいかない関係を語るとともに、
大輔と栞が互いに名前で呼び合う様になるなど、
その距離も少し縮まっているのです。
しかし、栞は「一生結婚しない」などと言っておりますので・・・、
前途多難ですな、大輔さん。
健闘を祈る。
「ビブリア古書堂の事件手帖2」三上延 メディアワークス文庫
満足度★★★★☆