カラスくん、大好き
* * * * * * * * * *
あの『カラスの教科書』第2弾が満を持して登場!
もっと深く、もっとマニアックな一冊になりました。
カラスの話題を手繰ると芋づる式にくっついて来るなんだかんだを書いてしまったら、
ドえらく濃い原稿になった。
「内容が濃い」のではない。
関西弁でいう「性格が濃ゆい」のである。
(本文「はじめに」より)
本書は授業形式ですすめられていきます。
前書『カラスの教科書』が基礎編ならば本書は応用編。
ちょっと誰かに教えたくなるカラスの知識がいっぱい。
松原先生のフィールドワークにもお供できます! (本の中で)
さらにとっても詳しい奥深い註釈付き!
カラスに関係あること、ないこと、
関係なさそうに思えてどこかで繋がっていることがさらにわかる!
本文だけ読むもよし、註釈だけ読むもよし。
一体どちらが本文でどちらが註釈なのか……
興味のあるところだけ抜粋して読むのも楽しい補習授業です。
* * * * * * * * * *
「カラスの教科書」は文庫で読みましたが、
その続編である本作は図書館から借りました。
一瞬この本の分厚さにたじろいだのですが、
おなじみの親しみやすい語り口で、意外とスルスル読めました。
ただし、かなり専門的なことに立ち入っているところもあるので、
そんなところはナナメ読み・・・。
それにしてもこのシリーズは、
この植木ななせさんによるイラストのカラスくんにも随分救われていると思います。
一見ハシブトともハシボソともつかないカラスくんではありますが、
可愛らしくて、すごく親しみがわきます。
このイラストがなければ、さしもの語り口の親しみやすさがあるといっても、
まず読む前から拒否してしまったかもしれません。
さてこの本の内容云々は、興味に応じて読んでいただくこととして、
結局、著者松原始さんのカラス愛全開ということに尽きると思います。
大学院修士課程の論文のためにハシブトガラスとハシボソガラスを
ひたすら追いかけ観察し続けた・・・というあたり、本当に頭が下がる思い。
お陰で私もこの両カラスの差異に随分興味を惹かれてしまいまして、
外でカラスを見るたびに、普通にカアカアという鳴き声で「あ、君はハシブトくん。」
地上をスイスイと歩いている「あんたはハシボソくんだねえ・・・」などと
ひとりごちるようになってしまいました。
山裾で、平野につながり、密集した住宅地でもある我が家界隈は、
どちらのカラスも普通に見られます。
知れば世界が余計面白く見えてくる、そういう見本の本ですね!
著者のコミックやアニメ・ゲーム好きも伝わりました!!
蛇足ですが、このイラストの「カラスくん」が気に入ったあまり、
現在羊毛フェルトの「カラスくん」製作中。
近日の、「たんぽぽのさっぽろ散歩」でご紹介します!
「カラスの補習授業」松原始 雷鳥社
満足度★★★★☆
図書館蔵書にて
カラスの補習授業 | |
松原始,植木ななせ | |
雷鳥社 |
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あの『カラスの教科書』第2弾が満を持して登場!
もっと深く、もっとマニアックな一冊になりました。
カラスの話題を手繰ると芋づる式にくっついて来るなんだかんだを書いてしまったら、
ドえらく濃い原稿になった。
「内容が濃い」のではない。
関西弁でいう「性格が濃ゆい」のである。
(本文「はじめに」より)
本書は授業形式ですすめられていきます。
前書『カラスの教科書』が基礎編ならば本書は応用編。
ちょっと誰かに教えたくなるカラスの知識がいっぱい。
松原先生のフィールドワークにもお供できます! (本の中で)
さらにとっても詳しい奥深い註釈付き!
カラスに関係あること、ないこと、
関係なさそうに思えてどこかで繋がっていることがさらにわかる!
本文だけ読むもよし、註釈だけ読むもよし。
一体どちらが本文でどちらが註釈なのか……
興味のあるところだけ抜粋して読むのも楽しい補習授業です。
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「カラスの教科書」は文庫で読みましたが、
その続編である本作は図書館から借りました。
一瞬この本の分厚さにたじろいだのですが、
おなじみの親しみやすい語り口で、意外とスルスル読めました。
ただし、かなり専門的なことに立ち入っているところもあるので、
そんなところはナナメ読み・・・。
それにしてもこのシリーズは、
この植木ななせさんによるイラストのカラスくんにも随分救われていると思います。
一見ハシブトともハシボソともつかないカラスくんではありますが、
可愛らしくて、すごく親しみがわきます。
このイラストがなければ、さしもの語り口の親しみやすさがあるといっても、
まず読む前から拒否してしまったかもしれません。
さてこの本の内容云々は、興味に応じて読んでいただくこととして、
結局、著者松原始さんのカラス愛全開ということに尽きると思います。
大学院修士課程の論文のためにハシブトガラスとハシボソガラスを
ひたすら追いかけ観察し続けた・・・というあたり、本当に頭が下がる思い。
お陰で私もこの両カラスの差異に随分興味を惹かれてしまいまして、
外でカラスを見るたびに、普通にカアカアという鳴き声で「あ、君はハシブトくん。」
地上をスイスイと歩いている「あんたはハシボソくんだねえ・・・」などと
ひとりごちるようになってしまいました。
山裾で、平野につながり、密集した住宅地でもある我が家界隈は、
どちらのカラスも普通に見られます。
知れば世界が余計面白く見えてくる、そういう見本の本ですね!
著者のコミックやアニメ・ゲーム好きも伝わりました!!
蛇足ですが、このイラストの「カラスくん」が気に入ったあまり、
現在羊毛フェルトの「カラスくん」製作中。
近日の、「たんぽぽのさっぽろ散歩」でご紹介します!
「カラスの補習授業」松原始 雷鳥社
満足度★★★★☆
図書館蔵書にて