「本能寺の変」まで、あと1年…!!
信長協奏曲 (18) (ゲッサン少年サンデーコミックス) | |
石井 あゆみ | |
小学館 |
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家康、高天神城を奪い返し
武田討伐まであと一歩!
仇敵・本願寺も降伏し織田家の天下はまさに目前!!
盤石に見える織田軍の唯一の"綻び"、羽柴秀吉に
目を付けた安国寺恵瓊は、毛利家の
指導者・小早川隆景にある思い切った進言をする…!!
それぞれの思惑が錯綜し…
時はついに天正十年へ…!!
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本能寺の変まであと1年・・・、ということで、ついにカウントダウンが始まりました。
長いサブロー信長の道のり。
そんな中で、お城の皆でお花見をするシーンがあります。
のどかで、華やかで、ほんの少し憂いを秘めてもいる。
そんなシーンが大好きです。
お市ちゃんの三人の娘たちの無邪気で元気なこと。
家康の息子(秀忠)に市の三女・お江が嫁ぐことになるのは、まだずいぶん先の話・・・、
そしてそれは、この物語にとくに関係はない・・・、
と、著者には軽くいなされてしまったのですが、私にはとても興味深いところです。
それと家康のお付きで井伊直政が出てくるのも嬉しいところ。
石井あゆみさんもNHKの大河ドラマファンなのだろうなあ・・・。
それにしても本作の流れで行くと、どう考えても信長に反旗を翻すのは秀吉と思えるのですが、
一体今後の流れはどうなってしまうのか。
全然予測が付きません。
あと一年とはいいながら、本作中で「その時」を迎えるのは一体いつになるのやら・・・?
気長に待つことにします。
「信長協奏曲18」石井あゆみ ゲッサン少年サンデーコミックス
満足度★★★.5