今日は菜の花座のコントを総めくりだ。
まず、高校生コントに食われなかったことを喜ぼう、ってレベル低!あと、短期間で3本仕上げられたことも力付けた証だね。それも、演出が浮気してた日でも自分たちでさらに芝居を磨き続けられたのは大いに結構!そうそう、いつまでもおんぶにだっこ、卒業しようよね。
3本のコント、上演が後に行くほど観客の受けは良かった。まあ、そうなるだろうなって思いつつプログラム組んだので、まっ、ある意味想定内。とは言え、トリの『じじばばの同級会』は予想をはるかに超えた大爆笑に包まれた。役者の演技と観客の笑いのツボがびだっとはまったって感じだ。今は亡き担任がクラス会に闖入してくるっていう筋立ても悪くはないが、それが客に明かされるのは、中盤からだ。前半は二人の役者の一人芝居でしのぐ構成で、二人の力量を頼りの作りになっている。ここを見事突破してくれたことがその後の一気の盛り上がりを導くことになった。しかし圧巻は、先生の衝撃のパフォーマンスだった。手拍子に乗って、会場上げてのチャンチキおけさ、完全に芝居の神様が乗り移っていた。
2本目の『マラソン大会』は二人芝居、せりふも動きも約束事も多々あって、まずすべてを自分のものにするのが大変だった。他のチームが休憩と言う名のだらけタイムを過ごしている間、一人稽古に励んでどうにかこうにか、本番に間に合った。その必死さが客席を動かしたってことだろう。間の取り方やリアクションなどまだまだ手つかずのギャグがたくさん埋もれている。これからの伸び幅は大きいはすだ。
1本目は、思いの外受けなかったなあ!死に損ないの自殺志願者を三人の死神が奪い合うという設定は悪くないと思う。色気に惑わされて天国を目指した男が慌てて自殺してしまった所為で天国に行けなくなるって落ちもエスプリあるよなぁ。そこここに仕込んだギャグにパンチがなかったのか?役者がやりきれなかったのか?反省会では、役者のキャラのはじけ方を問題にしたんだけど、考えてみれば、僕が作ったキャラが出演者の持ち味を生かし切れなかったってことの方が大きいように思う。
役者には持って生まれた持ち味ってものがあって、そこからかけ離れたキャラを与えても、上手く行かないってことなんだ。それを見抜けず、その役者が生きるキャラ設定ができなかったことが失敗の原因てことだろう。自殺男と色仕掛けの死神③については、もっと徹底させれば良かったので、これは演出の見込み違いだろ。
中には舞台に登場しただけで笑いが起きるという、お得な持ち味の役者もいるが、まあ、大部分はそうはいかない。素では面白くもない人柄を笑いの領域に引き込むには、もっともっとキャラ作りに工夫が必要だし、ギャグもとびきりのものを準備する必要があるってことだろう。
この3作品、これからもいろんな機会に上演していくコントだ。やるたびに笑いを掴み、演じるごとに笑いを上乗せして、もっともっと面白くなっていくことだろう。
で、最後の一言、みんな随分上手くなってきたよ。いや、まっ、これお世辞5割ってとこだけど。