ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

コント大会まずは総括編

2015-09-14 13:46:14 | コント

 いやぁ、こんなに盛り上がるなんて、一週間前には、思いもしなかった。いっこうに出場団体が集まらず、もし、菜の花座だけだったら、中止!あるいは、町からの補助金を返納して、独自開催!なんてしょぼいことまで考えつめていたくらいだから。

 置農と高畠高校の演劇部の参加で、大会は一気に盛況ムード、でも、そんなこんなで事前の集客は不十分だったから、まあ、客席はがらがらか?せいぜい出演団体同士で見合って、盛り上げようよね、って高校生にも伝えていたくらい。それがいざフタを開けてみれば、椅子席90席は完全に埋まり、後ろの階段席にも10数人が入るという、ほぼ満席状態で開会を迎えることができた。けっこう、コント大会や菜の花座の常連さんが出来てきてるみたいだな。いつも見る顔もあちこちに見えた。

 高校生は置農が4本、高畠1本、それと菜の花座の3本を加え、コント8本、時間は2時間を超す大盛り舞台になった。転換はスムーズだったけど、なんせ8本じゃねぇ、途中で休憩入れること真剣に考えたくらいだった。これほどの賑わい、なんたって高校生が積極的に参加してくれたことが大きい。高校演劇地区大会の翌週、稽古もままならぬ中での出演で、出来そのものはもう一息だったけど、精一杯頑張っていた。他校との競演、同じ部内での意地もある、菜の花座に対する負けん気だってあっただろう。舞台そのものは活気に満ちたものだった。

 お客さんの反応もすこぶる良く、大きなな笑いや拍手が役者たちを大いに元気付けてくれた。高校生の元気と、一段レベルアップした菜の花座のコント、満足してもらえたんじゃないかな。コントの楽しさを知り、コントを通して芝居の良さを実感してくれたことと思う。特設舞台の緊密な空間にも慣れ親しんでもらえたと思うし、コント大作戦、着々と浸透しつつあるな。

 ノリが良く、暖かいお客さんに励まされて、どのチームも大いに舞台を楽しんだようだった。これが一番!芝居も同じことだけど、コントの場合なおのこと、やってる当人が楽しくなくちゃやってやる意味がない。コントの楽しさ、それはお客さんと一緒に、演じる者が楽しめることでもある。

 高校生と一緒に舞台作れたことも大きな成果だ。大人の質の高いコントも欲しいにゃ欲しいが、発展途上の高校生と一つ舞台で競い合えたって素晴らしいことだ。来年以降も高校生と菜の花座というベースを大切にして、コントの嵐を巻き起こして行こう。演劇部だって、手持ちのコントに磨きをかけりゃ、部員獲得にだって効果が出ると思うよ。置賜の高校演劇部ついに3校になってしまったけど、残った3校どこも、コントとかコミカルなステージを持ちネタにしているところだもの。じり貧になったにり、消滅して行ってしまったのは、ほぼお真面目演目系の演劇部だよ。若い奴らをひっぱり込むにゃ、笑いとダンスがなくちゃぜったい無理!だから、もっともっとコントに力を入れようぜ。

 終演後の交流会、短い時間だったが、大いに盛り上がった。高校生同士も交流し、菜の花座の大人たちともさかんに意見交換していた。中には、昔の教え子との再会だった人もいたりして。

 菜の花座も今回苦しい思いして、短期間で新作3本仕上げたことで、活動の幅が大いに広まった。10月6日(火)には高畠町の老人会で公演、11月3日の町芸文祭にも1チームが参加できることになった。12月にも公演依頼の話しが聞こえてくるし、芸術文化の出前、大きく一歩前進だ。

 コント大会総括その一、今日はここまで。明日は出し物編だ。


 

 

 

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