ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

レンタル山羊さん

2015-09-11 14:02:48 | 暮らし

 続きに続き、降りに降った雨が上がった?えっ、天気予報傘マークだけど?雨神様のお目こぼし?いいのいいの、なんだって。溜まった仕事、やっつけなくちゃ。

 さて、何から手を付ける?トイレのくみ取りも危険領域に入りつつあるが、材料の米ぬかが十分に手に入っていない。三日前ほんのすこしの晴れ間に、コイン精米所回ってみたけど、3カ所回ってわずかに3袋、これじゃとても発酵を促すには不足だ。近々回ってもっと手に入れてからの話しだな、くみ取り作業は。

 いつもならこの時期、残暑厳しき折、のはずなのに、窓という窓はすべて閉め切る涼しさ、長袖なんかも引っ張り出して、あと数度温度が下がれば、ストーブ点火か?歳取って、寒さへの耐性も低くなってきているし、いつでも焚けるように、早めの薪の準備こそ、肝要なれ。

 しかし、再来週の稲刈りを考えると草刈りもさぼっていられない。田んぼばかりか、どこもかしこも一気におがった雑草の逞しさ。どこから始めりゃいいんだい?草刈り。うーん、薪作りか草刈りか?雑草征伐か薪奪取か?悩んでいたら、なんともおいしい話しが舞い込んできた。

 お隣さんの山羊を「草刈り十字軍」、って昔あったんだよ、若者が人手不足の農山村に草刈りの手伝いをしに行くってやつ、に貸してくれるていうんだ。これはいい。裏の畑、かぼちゃが終わって、あたり一面草だらけ、ここで山羊さんに働いてもらえれば、山羊も嬉しい、こっちも助かるの一挙両得ってもんだ。さっそくお願いして、山羊さん、お散歩がてら我が家の畑に出張いただいた。

 畑の一角に杭を打ち、作業領域を限定して、活動開始。でも、ご主人様が居なくなると、しきりに鳴いて後を慕うそぶり、へえ、山羊って頭良いんだ!それでも、このご馳走の山に放り込まれりゃ、いつまでも取り残された感傷になんか浸っていられない。さっそく、お食事、お食事。 

葛の葉っぱが大好きだそうだから、収穫後のカボチャの残渣もきっと好物だろう、なんて人間の思惑など知らんぷり、あっちこっちの雑草をどんどん食べ始めた。中でも好物らしいのがアオビユ、今じゃ雑草どころか灌木に近く育った葉っぱを美味そうにもぐもぐとやっている。これは助かる。後でイチゴ畑のアオビユも引っこ抜いて、食べていただこう。ただ、ロープが外れてバラの葉もきれい食べた前科もあるってことなので、隣接するイチゴ畑に入らぬよう、要注意だ。

 お陰で、こちらは薪作りに精を出すことができた。前回玉きりしておいた河川敷産の木を割り、いよいよ森林組合から購入の材木の刻み方に突入だ。今年の材は長い!太い!だから重い!ふーっ、10本切り刻んで運んだら、昼飯時、食事がそのまま除草作業の山羊さんのようにはいかなんな。本日の作業、ここまで!後は、山羊さん、よろしく!!

  

コメント
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