ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

やっぱりシニアはダンスだよ!

2016-07-01 09:49:41 | シニア演劇

 菜の花プラザシニア団公演って言ったら、そりゃダンスでオープニングだろ。 旗揚げ公演のリンダ「どうにも止まらない」の大喝采が忘れられない。今回も、盛り上がるぞ!お客さんの歓声がすでに聞こえてくる。昨夜のダンス初レッスンで確信したね。

 今回も振付は鏡真知子さん。いい振付を考えてきてくれた。いい振付?シニア、それもダンスは得意でない劇団メンバーにとっては、まず難しくないこと。動きが早くないこと、激しくないこと、その上で、カッコいいこと!それって難題だろ。でも、今回もしっかり作ってきてくれた。

 お客さんに馴染みの往年の名曲、それが選曲のポイント、今回は「スィングスィングスィング」と「マンボNo5」。盛り上がるよねえ、絶対だ!新趣向もいくつかある。一つは、男と女で別々に踊ること。どうしても男は添え物だったから、ちょっとは見せ場作ってあげようってやさしい思いやりと、その間に女性の着替えができるって舞台進行上の理由からだ。男たちの踊る「マンボNo5」、上手いわけないじゃないか。往年のダンシングボーイなんて一人もいないから、手と足がそろってナンバ歩きになったり、ムーンウォークがただのランニングになったり、まっ、男たちは隔離して別誂え、コミカルに味付けして笑いを取ることにしよう。

 女たちも工夫した。全員横並びをやめたこと。踊れる人は目いっぱい超絶技巧?に挑戦してもらい、苦手な人にはバックダンサーとして揺れてもらうことにした。菜の花プラザシニア団もメンバーが多くなってきて、ただ闇雲に全員同じセリフ量(年齢、記憶力による差はつけてたけどね)、同じ登場回数、同じダンスって平等主義からサヨナラすべき時なんだよ。ランク分けして、ソロダンサー、第2グループ、第3グループと分けて振りつけてもらった。

 『クロスロード』の稽古が始まって最初のダンスレッスン、シニアメンバーやる気満々!女も男も嬉々として体を動かしていた。おっと、頭の方も、振りを覚えるのにフル回転だったけど。いつだって笑いが絶えない稽古だけど、昨日はとりわけ賑やか!まるで子どもたちが鬼ごっことかしてるみたいなはじけ方だった。

 ねっ、ダンス必要なんだよ、シニア演劇には。下手でもいいんだ、楽しんで踊れれば。そんな生き生きした姿を、微笑ましく見守ってくれる観客、そこがシニア演劇の良さだよなぁ。とは言っても、やることは精一杯やらなくちゃ。必死で稽古して、夢中で踊ったけど、体が言うこと聞かない、とか、忘れて間違えた、なら許されるけど、どうせ、大目にみてくれるから適当に、なんて手抜きはぜったいダメ!お客さんは、シニアたちの本気、やる気を見にきてくれるんだから。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする