二日連続の動物ネタだ。カラスだ。早くもスイカをやられた。
去年、収穫直前のスイカをたった一日で5個も食われるという痛恨事に打ちのめされたので、今年こそ、万全の監視体制、防御態勢で対抗するぞ!と気構えも新たに、スイカ見回りを欠かさぬ日々を続けていた。ハウス内とハウス横の畑に植えた6本の苗、伸び広がるつる、地を覆う大きな葉をかき分けかき分け、実がなるのを心待ちした。今年は、とうやら剪定を間違えたらしく、着果が少ない。こいつは大切にしないとな。着果を確認した日にはさっそく、木札を立て、収穫の2週間前には鉄壁ガードを施すつもりにしていた。
なのに!ハウス内の黄色小玉スイカが、やられた。
なんてこったい!まったく見逃していた、そんなとこに実が着いてたなんて!何が、万全の監視体制だ!カラスに先を越されるなんて。それにしても、こんな小さいうちにつつくなんて、大して美味しくもないだろうに。隣には、もっと熟度が進んだメロンだって転がってるって言うのに、まったく、カラス、なぜ未熟スイカを狙うんだ?答えはきっと、「カラスの勝手でしょ、」に決まってる。
どうも、スイカのあの縞模様に秘密が隠されているみたいなんだなぁ。ネットで悩める相談者を探してみたら、いたいた同病相哀れむ仲間たちが。して、回答は、黒色など表皮の色が異なる品種を植えると被害を免れる、とあった。そうか、あの縞模様か。カラスどもめ、縞々と見れば美味到来と刷り込まれておったわけだ。だからかぁ、外の畑の黒皮スイカはもっと大きく育ってるのに無事だった。メロンも同様、黄緑一色、あんなもんは食い物じゃないわい!ってカラスどもはそっぽを向いてるってことだ。
それにしても不思議だ。学習の成果なのか?遺伝子に組み込まれているのか?何故、縞々?黒皮スイカもいついかはカラスの空襲対象になるんだろうか?いや、今日明日だって、黒皮は安心、と安穏としてはおられぬぞ。
慌てて、鉄壁ガード、コンテナをスイカに被せて回った。
これで今着いている実は一安心、後は、カラスに見つけられる前に新しい着果を見出すことだ。鵜の目、鷹の目、カラスの目、先駆けされてなるものか!