ここに来てまさかの寒波襲来!おいおい、そりゃないぜ、ハウスの屋根張るどころじゃない。気を利かせて事前に張った横壁ビニールが強風にあおられ、バサラバサラと悲鳴を上げて、今にも飛び立ちそうだ。端の部分なんか抑えてあったマイカー線がほどけてズタズタにちぎられてしまった。大慌てで、束ね直し応急措置。ひたすら首を縮めて冬再来の嵐が通り過ぎるのを待とう。
この予期せぬ寒さ、ストーブの薪がついに尽きたぁ!すっからかんだぁぁぁ!!風呂用に取ってあった細いものまで燃やしてなんとかしのいでいるものの、室温は未だ12度!このまま夜に突入したら、毛布引っ被って過ごさにゃならん。なんかないか?燃やせるもの。鵜の目鷹の目、家の周りを歩き回って剪定枝やら廃材を引っ張り出す。でも、みんな雨ざらしになってた不遇な雑木たち、すぐにストーブにくべることなどできそうにない。薪割り場の周辺に散らばった木の皮、こっちは乾いちゃいるが、せいぜい焚き付けに仕える程度、すぐに燃え尽きちまう。
縁の下なんかのぞき込んで、おっ、こ、これ、燃えるんじゃないか?何度斧でぶっ叩いても割れず、諦めてほったらかしてあったぶっとく節曲がった塊!入るか?ストーブに入れば儲けもんだぞ。目測じゃぎりぎり押し込めると見た。ものは試し、突っ込んでみようか。
おおっ!入った!!よぉーしっ、この巨木ならちょろちょろ燃え続けて、今夜一晩なんとか暖がとれるだろう。やれやれ一安心。と、思いきや、お、おい!なんかすごくよく燃えるぞ!真っ赤になって燃え続けて、わすか2時間で燃えきってしまった。そうかぁ、でかいのは図体ばかりで精は尽きてたんだ、スカスカだったんだ、もう何年も放ったらかされていたから。次、次を見つけてこなくては。
これ、どうだ?ぎりぎり奥行きは入りそうだぞ、と持ち込んだ数年前刻んだヒマラヤスギの丸太。これなら目がつんでるから、火持ちするぜ、絶対。
ストーブ手前側の灰止めを外してぇ、押し込む。押し込む。押し込むぅぅぅぅ。角度を変え、向きを変え、入れ方を変えて苦闘するも、なんとしても入り口で突っかかり、止む無く断念。またまた、打ち捨てられたデカ薪を求めて、ほっつき歩く。これ、この桜の塊、幹が分かれたその分岐の部分、なんか引っ掛かりそうだが、背に腹は代えられぬ、ダメで元々、やってみろ!
無理くり押し込んだ。は、入った!良かったぁ。が、扉が閉まらない!どう向きを変えてもほんのわずかはみ出す。ええーぃ、ぴたりと収まらなくたって構うものか、しばらく燃えれば、邪魔な部分も燃えて奥へ押し込めるだろう、隙間、開いたまま燃やすことにした。
折しも、雨がなんと雪に変わって、さて、この桜の大物が燃え尽きたら、どうする?石油ストーブの登場か?それだけはなぁ、避けたいんだよ、意地でもね。