稲の育苗ハウス、ビニール張らなくっちゃ。縦20メートル、横5メートルの巨大ビニール、こいつぁ一人じゃとてもじゃないが捌けない。最後の屋根張り作業は、神さんが戻ってきたらするとして、その準備は手ぬかりなく進めとかないとね。なんたって、順調作業は手ぬかりなしの下準備からだ。
まずはハウスの中の片づけ。育苗後にトマトやらメロンやら作ってるから、その株元マルチの敷き藁が一面に散らばっている。これを熊手を使って集め、一輪車で外へ。次は管理機で満遍なく耕耘2度、3度。壁際は草だらけになったので、特に念入りに行ったり来たりする。プール育苗するから、土の表面がレーキでならせる程度に耕されていなくちゃならないんだ。育苗が終わった後は果菜類植えることにもなるしね。
ハウス内全面、畑状態になったら、プールのへりに使う丸太を運び込む。プールは6つなので両側使って12本、雪囲い用の2間半丸太だ。さらに、仕切りの角材も運び込み、これでハウス内の準備は完了。
いよいよビニール屋根を押さえるマイカー線を片側に結わいつける。これが本日のメイン作業だ。45センチおきに立ち上がるパイプの中間、30か所ほどに結わくのだが、長年の使用で結束の横パイプは地中に埋もれている。そこで、まずはスコップでパイプを掘り出す。大した作業じゃないが、片側30か所、両側で計60か所の穴掘りは、忍耐のいる仕事だ。
穴が掘れてパイプが露出したら、そこにマイカー線の片側を結束していく。
北風が吹いたりすると手がかじかんで辛い作業なのだが、退職してからは天気を選べるからそこは一気に楽になった。30本を30分ほどで結び終えた。
ここまでやっておけば、あとは神さんと二人でやってもいいのだが、念を入れて横壁ビニールも一人で張ってしまった。
残るは屋根を張るのみ。のんびりやっても1時間もあれば仕上がる。さっ、これでいつでもハウスをできますよ。帰ってきたら、屋根張りだからね。