ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

いつだってトラブル!稲刈り2回目

2021-09-21 15:34:08 | 米つくり

 まぁ、すんなり行くなんて思っちゃいないよ。いつだってなんかしらトラブル起きるんだぜ。

 初っ端は、前回稲刈り終了時の事故。土手にバインダーの先端突っ込んでガイドバーを破損、これはなんとか機械屋さんが溶接頑張ってくれて2回目に間に合った。予定ではコシヒカリ1反部を先に刈るってことにしてたんだが、前日の雨が予報を大きく裏切って夜中まで降り続き、田んぼは一部水たまり状態。こりゃダメだわ。

 予定変更、上の田んぼ3枚、Iさんと我が家のコシヒカリ、それと黒米の3枚を刈ることにした。が、出だしから機械はご機嫌斜め。2条刈りの片側がなぜか刈れずにイネ株を踏み倒す傍若無人ぶり。原因不明のままに直ってはまた駄々をこねるの繰り返し、それでもなんとかその日はすべて刈って杭に掛け終えた。

 さて翌日、水も引いたようだし、と、コシヒカリ1反部に掛かったものの、またまた不調!何故だ?どうなってんだ?

 れれれっ!刈ったイネの掻き揚げチェーンが回っとらんじゃないか。やれやれ、カバーを外してチぇーンと歯車を点検。回らない、ここだな故障個所は。チェーン周りは泥と油でぎっちり、そうか、去年使い終わってそのままほったらかしてあった。毎年、作業終わったらきれいに洗ってから油注せって言われてたんだ。多分、これだぜ原因は。ドライバーの刃を突っ込んで汚れを掻き出し、どうだ?これで。カバーを戻す途中で、ガイド板の一部を壊してしまった。ヤバッ!ほんと、もう傷だらけだな、この機械。でも、これは他に2か所留め具がついているので、なんとか用を足せそうだ。カバーをもとに戻して、エンジン始動、刈り払い部回転開始!おおっ!掻き上げ刃回るじゃないか、これだったんだ昨日の不調の原因も。

 よしっ、機械屋さんを呼ばずとも自力で修繕出来たぜ。後は気持ちよく午前中に刈り取り終了、ってわけにゃいかんさ、トラブルあっての我が家の稲刈りだ。今度は、結束部分。どうも、ジュート紐の送り出しがうまくないようで、絡まってこんがらがることしばしば。そのたんび、その部分のカバーを外して故障修理4点セットを活用して切り抜ける。よしっ、あと一息だっ!ってところで、結束紐が終わった。慌てて買い足しにトマト(農業資材店)に走る。

 なぁんて、幾多のトラブルを乗り越え、押さえこみしてようやくコシヒカリ1反部刈り終えて、1時前。あぁ、これじゃ前回ヒトメボレのナイター稲刈りと同じペースだぜ。また、ランタン灯して杭掛け作業かよ。

 いい、今日は無理しない。明日も天気は晴れだって言うし、5時半になったら途中でも終わりにしよう。で、夫婦二人、一切しゃべることなく作業に没頭。あれ、もしかして日没までに終われるかも。よしっ、それじゃ手元が見える限りは続けよう。で、まさにぎりぎり足元がかすかに見えるか見えぬかする頃、やったぜすべて掛け終えた。杭39本、束が重く腰には来たが、実りの良さは元気の元、気持ちは最後まで切れなかった。ライト点灯してバインダー様の御退場だぜぇ。

 これで残るは、やや晩生の満月モチとヒトメボレの堆肥どっさり部分の青立ちだけ。慌てることはない。始めればあっという間の分量だ。天候も安定してるし、もう1週間待つことにしよう。ってことで、我が家の稲刈り、大筋、終了!疲労はめちゃめちゃ溜まったが、やり終えた心地よさと差引ゼロってことで。

 

コメント
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