ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

稲刈り準備だっ!

2021-09-09 14:37:14 | 米つくり

 うん、順調だぜ。堆肥を下ろした部分は肥料気が多過ぎて、まだ青いしちょい病気も出ているが、そこから広がる心配は全くない。きれいに色づいて黄金色に染まるのも時間の問題だ。去年の枯れ果てたようなイモチ田の惨状とは大違い、何度でも見に行ってしまうほどのきれいな実りだぜ。

 この調子なら、ヒトメボレの田はあと1週間で稲刈り、行けそう。水口はようやく穂が垂れ始めたところで、実がたっぷり入るって具合にはいかないけど、いいでしょ。半径5メートル程度の青米は我慢の範囲だよな。他の部分が適期を過ごすよりましってもんだ。

 田んぼの土がねっとりと良くなって来たせいで、持ちは良くなった分、水のはけは悪くなった。ここ数年、所々水たまりがある状態で稲刈り決行してきた。重たい稲束担いでぬかるみの中歩くってかなりの重労働なんだ。もう、そんなバカげた過重労働はするもんかい。少しでも実が入るようにって、ぎりぎりまで水を入れておく、なんて、止ぁめた!収量増より効率重視だ。

 水漏れ防止の畔波シートもさっさと外しちまおう。この仕事、ワースト5に入るうほどの気乗りしないうんざり作業なんだ。上を覆った草が邪魔するし、食い込んだ土も執拗に抵抗する。腰を曲げたままの姿勢でよいさっ、よいさっと引き抜きつつ進んで行く。これ、ほんと辛いんだぜ。

 が、今年は、大違い!端から引き揚げて行く波板、なんの抵抗も示さずすっすと、こちらの言いなりにはずれてくれる。

 8月末の雑草の生育が止まったところで、畔際の草むしりを徹底してやったし、その後畔の草刈りも入念に2回もやった。ここまできれいにしてやれば、波板だって駄々こねたりしないさ。畔に余計な草がないから、波板を丸めて行くのも楽だもんねぇ。

 そういうことよ。事前にしっかり整えておけば、難事業も楽々済ませられる。こんなの常識中の常識なのに、これまで実行できなかったのは何故だ?だってぇ、兼業農家じゃとてもじゃないが無理、無理、無理!ってことにしておこう。

 本当は、生来の怠け者根性のせいだけどな。まっ、いいだろう、改めるに遅すぎることはない!ってことで。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする