まただよ!欠場者。昨日の負傷者に続き、今度は体調不良。なんと、二役、人を欠いたままでゲネプロ突入だぜ。これはさすがに経験ないなぁ。
ピンチから絶対絶命超えて、もうアウト!ってところまで行っちまったが、舞台監督がセリフ代役で頑張って、ついに最後までやり通せた。
綱渡り的緊張感が役者を奮い立たせたのか、出来はなかなかのものだった。みんな上手くなった、って思えるのが今回の一番の収穫だな。
出番がめちゃくちゃ多いのに、仕事超多忙で稽古にほとんど加われなかった団員も、驚きの仕上がりだった。危ぶんでいたソロダンス、ペアダンスも組み込んで良かった!って嬉しくなる切れ味だった。
各シーン、いい味わいを出していて、これならお客さんに、金と時間返せとは言われないだろう。
特にダンスホールでの集団演技が、それらしい照明も付いたこともあって、とても魅力的で楽しい雰囲気に仕上がりつつある。 ここが一番の難物だったこともあって、ホッと一息だな。
ただし、シーンのつなぎ、つまり場転についちゃ、初めての舞台上での稽古だけに、暗転での出はけに不必要に時間を取られていた。これは、もう1回あるゲネの課題だな。
照明も半日かけて手直ししたお陰で、美しく凝った明りになった。優れた装置、美しい明り、面白い台本、おっと手前褒め、それに役者の演技が上がってくりゃもう言うことなしだぜ。
ただなぁ、「シニアとともにある菜の花座」物忘れとの戦いも熾烈だ。役者の出が遅かったり、セリフが出て来なかったり、音楽でタイミング間違ったり、うん、まあ、いろいろあるさ。
厳しいこと言えば、そんなの初歩の初歩、大前提だろ、って怒るところじゃあるんだが、そこはぐっと我慢の大五郎の3分間だ。出るまで待とう、出なきゃ飛ばそう、間違いは目をつぶろうのやさしさ?大雑把とも言う、で乗り切りたいと思う。
甘い?うん、そうかもしれない。でも、二三、そんなミスがあったとしても、それを上回る面白さが十分ってことで勘弁していただこう。そう、粗さがしより、褒めて伸ばす、この精神でよろしくな。
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