うむっ、これは凄いぜ!
数日前の参議院予算委員会、山本太郎の質問だ。
テレビ中継見なかった人、ユーチューブ動画、必見だよ。
(221) 山本太郎の国会質問!参議院・予算委員会 (2022年12月1日 15:20頃~) - YouTube (221)
何が凄いって、大臣に聞いていない、ってことだ。冒頭の数問は岸田首相の答弁を求めているが、その後は、とことん関係の官僚に答えさせている。
国会中継、何が面白くないか、って、閣僚たちの原稿棒読みと中身なくやる気ない美辞麗句の連続さ。心とか良心なんてものは、とっくに忘れ果ててしまった擦り切れ代議士たちが、字面だけの誠実を示す、こんな茶番を見せられ続ければ、誰だってうんざりするさ、飽きてチャンネル代えるさ。
白熱の議論?丁々発止?国会審議にゃとんとご無沙汰だぜ。その理由、閣僚たちの不勉強と主張の不足、それをカモフラージュするための無用の多弁、これに尽きるよ。
暖簾に腕押し、糠に釘!この不毛地帯をどう生き物の世界にするか?
閣僚たちの肩透かし戦略を打ち破って、貴重な質問時間、どう有効に使うか?
山本太郎の答えは、➀大臣たちに喋らせないこと、②数字を示して現実を浮かび上がらせること、③テレビ中継を活用して視聴者にアピールすることの3点だった。
いくら鋭く突っ込んだって、のらりくらりといなし続ける大臣たち。喋らせれば喋らせるほど、見かけだけの真っ当さに煙に巻かれるばかりだ。そんな相手の作術に嵌まってられるか!貴重な質問時間だぜ、国民が置かれた悲惨な実態を、数字を提示して暴露する方がよほどましだって、思い切ったんだよ。
先進各国の中で日本だけだろ賃金まるで上がってないのは、生活困窮を訴える人の50%以上、母子家庭だと80%以上、所得の中央値が大きく下がってんじせゃねえか、さらにはロスジェネ層の一生続く低所得実態、・・・まだまだ続く。
しかも、山本太郎はパネルと数値で迫っていて、官僚たちの答弁はパネルに書かれた数値を確認するだけになっている。そう、答弁が山本太郎の発言の復習になってるんだ。事前の調査と準備の徹底ぶり、いやぁ、感心するなぁ。これって、もはや、閣僚や出席議員たちの勉強会じゃないか!日本の現実を正しく見つめろよ!って。
と、同時にテレビ中継視聴者への静かだが的確なアピールなんだ。どうせ、相手が真っ当な議論なんてする気ないんだろ、だったら現実を直視する機会にすりゃいいんだ、これが山本太郎の割きりだぜ。
この判断と行動、残念なことだよな。本当はビシバシやり合って欲しい。でも、閣僚たちが、逃げ腰、及び腰じゃあな、しゃあねえさ。議会での政策議論が失わちまって、白熱するのは、大臣の問題発言や選挙違反、金の疑惑でしかなすものな。もはや、良識の府なんて誰も信じちゃいない現実。山本太郎の質疑新戦略はその苦肉対策なのじゃないかい。
国会を詰まらなくし、国民の興味を削ぎ、政治に目を向けないようにする、政権与党がこんな政略、党略を続けるなら、日本の明日は薄暮から暗夜に向かうんだろうな。
山本太郎、現実の闇をどんどん暴いてくれ!
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