締め切りまでぴったんこ1カ月!
冬眠は終了だ。興味に任せての乱読もお終い。ジム通いも日数限定、夜のネトフリタイムも自粛?いや、そいつぁ無理だろうな。
2か月間のフリー読書タイムに読もうと思ってちょぼちょぼ集めた本も、未読のまましばし机の片端で待機してもらうっきゃないぜ。残念!
お好み本、勉強必読本、次回や次々回の台本の資料、ついつい手が伸びそうになるが、待て!ページ開けば地獄行き!締め切り破りは必定だ。ここはぐっと堪えて、手の届かない棚上に疎開させよう。
そう、代わりに机上に積み上がったのは、これから書き始める台本の資料本。
いっぱいあるなぁ、って恐れ慄くことはない。すべて読み終えたものがほとんどだ。付箋と目次を頼りに今回役に立ちそうな部分を拾い出すだけだ。
頭の中にぼんやり漂っているヒントやアイディアを、これらの本を眺めながら輪郭を浮かび上がらせ、骨格を組み、肉付けをして行く。まっ、本の記載内容から直に使えるものなんてほとんどありゃしないんだけど。ちょっとした一言、何気ない一行が頭脳の回路に微細電流を発生させてくれるんだ。そんな無数の電気信号をぐるぐる回転させながら、物語が、テーマが、ディテールが形になって行く。
航海に譬えるなら、海図なし、羅針盤なし、乗組員なし、動力は錆び付いた頭脳と肉体、それと、直感!たったそれだけが頼りの心細い船出ってことだ。
さぁて、如何なる港に到着できるのか?あるいは予期せぬ未開地に漂着するのか?はたまた、途上、沈没してしまうのか?
いかん、いかん、沈没だけはいかん!、何としても陸地にだ取りつかねばならんぞ。
たとえ、そこが殺風景なくそ面白くもない荒地だったとしても、っておいおい、縁起でもない空想に煽られてんじゃねえよ。
きっと着く!必ずたどり着ける!
心躍る新世界に。
って、気楽な気分で出発しようぜ。
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