ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

タマネギ苗植え600本!

2021-10-16 11:11:38 | 畑仕事

 昨日は穏やかな晴天のもと、里芋を掘った。イモを洗うって水仕事あるしなぁ、暖かな日差しは願い叶った。で、天気下り坂の今日は、タマネギの苗移植だ。風も強い、気温も下がった。でも、畑は母屋に守られていて作業に支障はない。3日前にトラクター耕耘しておいた畑に植える。みれまた予定通り!

 タマネギ苗、このところの雨で、病気が広がり、先端部分がとろけかかって、お、おいガンバレよ、と声掛けした甲斐あってか、って、ないない、そんなもん、ともかく、なんとか踏みとどまってくれた。さっさと畑に移し替えてやらにゃぁ。まず、苗床から苗を掘り取る。小型のシャベルを根元に差し込み、土を持ち上げる。何本か一緒に掴み上げ、土を払って大きいものと小さいものを仕分けする。いや、小さいからって捨てたりしないさ、ただ、畑の広さも限界あるんでね、まずは、太物優先だ。

 畝?そんなもん面倒、移植で行きつ戻りつすりゃ自然と道ができて、歩いていない部分が畝になるってことさ。線引きロープを引いて、それに沿って軽く植え溝を掘る。1本1本土をほじくらなくてもいいだろ。植穴に事前に水だってやれる。移植後に散水より、移植前、植穴にたっぷりの方が苗の活着は早いんだぜ。農業高校の野菜の教科書に書いてあるからな、ウソじゃないぜ。畑足りそうもないから、1歩分の幅を開けて3列、去年より密植にした。

 播いた種はアトンと奥州と紫タマネギ、それと神さんが試しに播いた、品種名忘れた?!の4種類だ。1列目と2列目は、本命のアトンの太苗、期待してるぜ、こいつでかくなるんだ。いや、なるはずなんだ。3列目はアトンのB級苗を植えたけど、多過ぎだってぇ!とても植えきれないぜ。余った分はひとまず待機、待ってろ。

 間をあけて、次の3列、次に奥州だ。発芽はまばらだったが、それが良かったのか、こっちの方が立派な苗に育った。紫タマネギはまったくダメ、わずかに5本?!って何よ、この発芽の悪さ。来年はもう作ってやらんぞ!2畝目の2列まで埋まった。

 3列目は神さんが別に播いた”名も知らず”だ。春に撤去した旧鶏舎を整地して播き床にした。鶏糞と敷き藁で腐食土過多の土、ちょっと野菜にゃ無理じゃねえか?ってこっちの意見に反論するために試し播きしたやつだ。これが、予想を裏切り、発芽も育ちも上々だった。タマネギって有機質の多い土が好きなんだ、勉強になったぜ。これで3列が2畝、移し終えた。

 が、おいおい、まだ大量に残ってるぜ、B級苗。

 せっかくここまで育ったのに、捨てるのか?そりゃむごいだろ。こいつらだって、植えてやりゃぁ、ゴルフボールくらいにゃ育つんだ。ベビーオニオンでシチューに最適じゃないか。よしっ、まだ、ぎりぎりスペースがある。もう1畝、2列分作ろう。

 もう、品種はごちゃまぜ、いいのいいの、生命力強い奴が大きくなってくれ。

 昼を挟んで4時間、腰を屈め膝をついての我慢仕事!植えも植えたり600本!頑張っちまったぜぇ。夜中から雨降りの予報だし、いいよぉ、すぐに活着するだろう。来春が楽しみ、楽しみ!

 

 

 

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芋煮の季節!と来りゃ、まず芋掘りだぜ!

2021-10-15 16:02:54 | 畑仕事

 今年こそは!の里芋だ。去年、芽は出ないわ、育ちは悪いわ、で、依頼された量、はるか達成できななかったから、が、一つ目の今年こそ。も一つはコロナ乗り越え、今年こそ芋煮会!

 数年前から東京の劇団に頼まれて、里芋を供給してる。地域の催しで芋煮振舞いをしてるってことで、芋煮するならイモは山形でしょ!と、山形出身の劇団の主宰者からのご依頼、そりゃ、頑張って作りましょうぜ。よっしゃ、30キロね。

 が、残念!芋煮振舞いは今年も中止。それでも、出来た分はみんなで分け合いたいからって、送ることになった。

 どうかなぁぁぁ?生育は、熱帯のジャングルみたいに繁って、素晴らしかったけど、作物って、枝葉が生がり過ぎると、実入りは悪い、ってことよくあるからねぇ、ちょい不安。

 まず、株ごと掘り起こしてから地上部を切り去る。イもは???土びっしりでよくわからない。まずは、掘り出した株はキャリーに乗せ畑から持ち帰る。ここからなんだ、厄介なのは。

 左官用の舟に水を張り、土とイモと根っこの塊を次々放り込む。つけたくらいで、落ちるもんかい、ねっとり土だぜ。水に手を突っ込み、塊をばらして行く。親株から子株をはぎ取り、さらに子イモ、孫イモをむしり取る。すべて茎を落とさず育てたから、イモから出た茎の名残りを包丁で切り落とし、水洗いしてコンテナへ。イモから出ている根っこはも切らにゃならんけど、陰干しした後だ。

 コンテナ満タンにして4杯!

 ただなぁ、親芋が大きいからなぁ、依頼の30キロには届かないかもしれない。不足の分はカボチャも一緒に送って勘弁してもらおう、って全然、意味わからんぞ!

 ベランダに持ち込み、紗幕を敷いた上に広げる。ほら、猫しっこ、小屋じゃ心配だからね、目の届くところで乾かす。後、根っこを1個1個、1本1本切り取って、やっとイモの姿になるのさ。出荷されてるやつは、機械で洗浄しながら、強引に根っこもこそぎ取ってるんだ。食べる人たちは知らずにいることって多いよな。

 さっ、まずは我が家で試食だな。今夜は芋煮!いぇい!

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「<戦争責任>とは何か」こりゃ重い本だぜ、新書だけど!

2021-10-14 14:03:33 | 本と雑誌

 「<戦争責任>とは何か」木佐芳男著・中公新書、たかだか?新書1冊、3週間もかかって読み通した。いえ、ご安心を。途中菜の花座の新作台本執筆で中断2週間もあったんでね。それでも、重い本だった。

 日本は戦争の加害者責任の意識が薄いから中国や韓国から責められる。その点、ドイツは国家としてしっかり反省してるから、被侵略国ともトラブルが起きない。これ、定説みたいになってる。でも、本当かい?んじゃドイツ人は第2次大戦についてどう感じ、どう責任を取ったのか?これがこの著作の内容だ。

 不思議に思ってたんだよ。独ソ戦の壮大かつ凄惨なあり様を、岩波新書の「独ソ戦」大木毅著やスヴェトラーナ・アレクシェービッチ著「戦争は女の顔をしていない」なんか読んで、目の当たりにしてたからね。国土が、つまり暮らしの場が戦場になるって、これほどの凄まじさだなんて、思い至らなかった。日本じゃ沖縄戦ぐらいしかないものな。それだって、東部戦線に比べれば短期間だし、ほぼ一方的だった。殺し、殺され、犯し犯される、住民も巻き込んだ肉弾戦なんて。もちろん、原爆や空襲被害が悲惨であるのは間違いないが、ちょっと性格が違う。ドイツに対して、侵略受けたポーランドとかチェコとかロシア、当時はソ連、その他多くの国々が責任追及しなかったのか?れっきとした侵略戦争じゃないか。

 結論は二つだ。ドイツは厳しく責任追及し、償いを行った。が、それはユダヤ人虐殺、ホロコーストについてのみだった、これが一つ。も一つはその歴史的未曾有の犯罪はナチスとそれを主導したヒトラーのせいだった、との認識とそれに基づく反省だったってことだ。

 すべてはヒトラーが悪い、ナチスが非道だった、フツウのドイツ人は引き回されただけだ、これがドイツ人の戦争の受け止め方だった。ドイツの厳しい戦後責任の追及とは、反ユダヤ主義=ナチズムの根絶に向けられただけだった。

 東欧、西部ソ連への侵略戦争はあくまで通常戦争であって、それはお互い様、平和を破壊した罪とか、戦地での非戦闘員への非道な行いなどはなかった。あったとしても、まっ、よくある話しさね、ってこと。あれが???

 戦闘を指揮したドイツ国防軍もその観点からほぼ無罪放免された。戦後すぐに冷戦構造がドイツを二分し、西側の一員として再武装を要請されたってことも大きかった。軍人や官僚は貴重だったんだ、再軍備と国の再建のために。日本も戦犯が呼び戻されたけど、それがドイツでは大規模かつ性急に行われたってこと。

 ホロコーストは恥ずべき歴史だ、それを行ったナチスは許せない。でも、その責任追及は、不徹底だった。なぜなら、戦時ヒトラーに喝采した人たちを洗い出せば、8割以上のドイツ国民が該当するからだ。これは辛い。ドイツの人々は、ナチスとヒトラーにすべての罪を擦り付けて、自身は罪から逃れた。人のせいにすれば、いくらだって厳しく追及できる。

 人間、生きて行く上で、意識的無意識的にウソで身を守る、って言ってはドイツ人にはむごいかもしれない。それだけ、ナチス、ホロコーストという行いが圧倒的な罪障としてのしかかったいたから、それを償うだけで精一杯だったと言うべきなんだろう。

 ドイツの敗北が明白になり、敗走に次ぐ背走を重ねドイツ全土が破壊され、男たちは殺され、女たちは凌辱された。この経験も、ドイツ人の被害者意識を支えているのだろう。俺たちだってやられたじゃねえか、おあいこだぜ、ってね。どっちが喧嘩しかけたか、なんてすっかり忘れて。

 戦争責任についてドイツを見習え!は意味をなさないってこと、教えてもらった。でもなぁ、ほれ見ろ、戦争なんてお互い様さ、なんて歴史修正主義者の言い分に軍配を上げるわけにゃいかないぜ。最近はめっきり分が悪くなってきているものの、日本の平和教育や歴史認識の方が、真っ当で誠実で次の時代を展望する内容を持っているってことだ。

 ドイツには平和資料館はない。その視点がない。犯された数多くの女たちへの償いなど問題にならない。あの戦いは、あくまで通常の、つまり歴史的に数ある戦いの一つに過ぎない。これが大方の認識のようだ。これは見習う対象ではないよなぁ。差別や偏見へのあくなき拒絶は別として。

 ドイツがアメリカの尻馬に乗って外国派兵する理由もわかるってもんだぜ、って言いたくなる。まっ、そんな単純な話しじゃないだろうけどな。  

 

 

 

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今日は「グレーテルのかまど」バスク風チーズケーキ!

2021-10-13 11:35:10 | 食べ物

おっ、ちょうどいいぞ、バスク風チーズケーキ。1㎏買ったクリームチーズ、そろそろ期限切れに近づいてたんだ。NHK「グレーテルのかまど」、いつも、これだっ!ってお菓子レシピ流してくれるよな。

 作り方が簡単!ってのも大いにそそられる。だって、五つの材料混ぜて行くだけなんだぜ。コツも技もありゃしない。こりゃ作るしかないぜ。

 材料、種類は少ないが、量はやたら多い。クリームチーズは500gだろ、卵は5個、砂糖150gに生クリーム400ml、これに薄力粉15gだ。もう、クリームチーズ入り卵焼き?って感じだな。

 電子レンジで柔らかくしたチーズに砂糖を加えて攪拌し、その中に卵を入れ、クリームを入れ、薄力粉入れてかき混ぜる。ただ、これだけ、泡立てるとか、全然ないから。

 型に流し入れるのも、型紙なんて不要、オーブンペーパーを水に浸してくしゃくしゃにしたやつを焼き型の内側に拡げりゃいいんだ。どこまで手抜き仕様になってんだよ。究極の無精者向きのレシピだぜ。

 220℃で50分焼く、って大丈夫か?焦げるんじゃないか?表面真っ黒、中は生でどろどろ、なんてなりそうで怖いぞ。案の定、焦がしちまった。小さな電気オーブンだから、上火は適当なところで切ってやらなきゃダメなのに、気づくの遅かった。でも、まっ、「グレーテルのかまど」でも焦がした皮が美味しい、なんて言ってたから、いいだろ、これで。それより、中まで火が通ったかどうかだぜ。

 スポンジやシフォンケーキみたいに、冷ましたら、しゅるしゆると沈んだ!なんてことにならないか?そんな不安、まったく不要、しっかりどっしり適度に柔らかに、上手く火が通ってたよ。

 型紙がしわくちゃペーパーなんで見かけは悪いが、お味の方は、・・この材料だもの、不味いわけないじゃないか!なめらかでコクがあって、程好い甘さ、うーん、こりゃ絶品だわ!この先、我が家の定番スイーツになること決定だな。

 ってことで、ちょっと失礼!いただきまぁす。

 材料はこれだけ。砂糖はすでにクリームチーズに混ぜて攪拌してある。

 焼く前はこんな感じ。

 究極のシンプルレシピ!

 

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やっぱ、市民主導でなくっちゃ!山形2区「加藤けんいち」

2021-10-12 10:21:05 | 世の中へ

 選挙なんて、生で政治を語っちゃ来なかったんだか、安倍・菅の、嘘つき・誤魔化し・やりたい放題の政権がうんざりするほど続いて、その後、変わるかな?と匂わせた岸田新首相も、安倍、麻生、甘利の操り三人衆の傀儡「3A」政権 だとあっちゃ、もういい加減にしろよ!って、ずばり選挙の生ネタもぶち込みたくなった。

 あっ、もちろん、今までも権力者おちょくるコントなんかはちょくちょく上げてきたけどね、皮肉や当てこすりで気づく連中でないってことは重々承知、やっぱり、選挙でガツンと一発やってやらないとね。この先、「小さな億劫、大きな後悔!」ってことになりかねないからな。

 小選挙区制ってやつが今の政治腐敗の元凶だってこたぁ図星だが、まずは今ある土俵で勝たないことにゃ始まらない。前々回、「TPP絶対止めます!」って農民票だまし取って当選した自民党現職、今度こそ落とさないと。噓ついたんだから辞めるか、と思ったら、のうのうと議員続けてる破廉恥男、選んでるってだけだって地域の恥ってもんだぜ。

 打って出たのは「加藤けんいち」空飛ぶ車いす社長だ。すげぇなぁ、筋ジストロフィーで動かぬ下半身、ものともせず会社は経営する、地域ボランティアの先頭に立つ、ハンググライダーで空中散歩までしちまう、なんて男だい!

 昨日はその彼を「囲む会」だった。そう、決起集会とか個人演説会とかって、当人や政党主導の集まりじゃない。加藤けんいちをなんとしても出したいって市民があちこち声掛けして集まった会だ。政党諸団体にも出席を依頼、主体でバックアップする国民民主はもちろん、立憲も共産も社民も、新社会党なんて、うん?地域政党?ってところまで代表を引っ張り出して来た。

 山形の野党共闘、今、乗ってるからねぇ。虚仮にされてきた東北、農民、庶民、いつまでも騙されててたまるかよ!って機運が充満してるんだ。春の県知事選なんて、トリプルスコアの圧勝だったし。

 初めて会った候補者、いくつか、おおっ!と迫って来たのは、この置賜でも山間地の吉野の出身で、幼いころから家業の農業に親しんできたってことと、就職した会社の社長が、選挙の朝立ちに連日付き合ってるって事実だな。支援者に農民が何人もいたことも、なるほど!ものだし、当人の人柄の確かさも信じさせるエピソードだぜ。

 吉野?加藤?思い出したぜ、同姓の教え子いたっけ。とことん昔風の頑張り屋で、そのことでいじめられたりしていたが、心の底にぐっと押し込んで、ひたすら走り続ける少女だった。そうなぁ、あの子のひたむきな姿、あれが吉野の人間性なんだぜ、きっと。あっ、いかん、別に、悪さして停学になった男子生徒もいたっけ。まっ、いろいろあるが、へき地は人材を産むんだよ、ってちょっと無理くりかな。

 この催しを仕掛けた人の閉会の言葉、市民が動いてどんどん候補者や政党を引っ張り出せば、絶対勝てる!そう、劣勢の野党勢が、互角以上の戦いを作るには、それしかないだろうな。政治を市民一人一人が取り戻す、それも自らの手と足と一票で、ってことだぜ

 

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