ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

チラシ・ポスター出来たけど・・・

2021-11-10 10:26:54 | 菜の花座

  なんだってぇ?公演本番2週間前にチラシ・ポスター完成だってぇぇぇ?

 いいの、いいの。緊急事態だから。コロナ禍大急ぎ公演だから!

 予定して稽古に入っていた作品『ダンスホールMITSU』、稽古場の使用禁止で取りやめ止む無し、急遽、新しい台本、限られたメンバーでやるって決めたのが本番の2か月前。大慌てで台本書いて残り1カ月半。ともかく、やるんだ!公演中止なんかにするもんかいの心意気で突き進んでる舞台作りだ。チラシ・ポスターも手作りでいいか?どうせ、宣伝できる期間少ないわけだし。なんて、後ろ向きにぐじぐじ考えたこともあったが、やっぱり、いつも通りしっかり力入れて作ろう、これも菜の花座の歴史になるわけだから。

 今回もいい仕事してくれたぜ、あすむ君!

 芝居のなんか混沌とした感じと壊れかけてる社会のイメージが出ているなぁ。全体の色調も悪くない。これで、菜の花座、2021年も健在だったぜぇ!って知ってもらえるし、残せるってことだ。おっと、このチラシ・ポスターに見合う舞台作ったら、って話しだが。

 残り2週間、さっそくポスター貼りに歩かなくっちゃな。もちろん、チケットの販売も。わずかな期間での宣伝と販売、結果は見えてる。それは、この公演にゴーサイン出した時からわかってる。コロナ終息に向かいつつある、とは言っても、まだまだひ皆さんの腰は重い。入場制限解除後初のプロの公演『グッドピープル』だって、観客数は半分以下、寂しい限りだった。とても良い舞台で残念だったけど。

 まして弱小アマチュア劇団とくりゃ、大きな観客動員なんて望めっこない。ちらほらの客席だって、ありがたいばかり、まずは、菜の花座の灯を消すな!って大げさだけど、有観客、料金有りで公演したぜ、ってことが大切だ。来年につなげるためにも、やり通そう、このチラシ・ポスターとともに、出演者各々が演じ切ったって自信を手にしよう。

 ずいぶん控えめな、目標じゃあるが、作品の面白さ、役者たちの頑張りは、どうしてどうして、捨てたもんじゃない。短いながらダンスだってある。風変わりな小道具?衣装?も準備中だ。来てくれた人たちには満足してもらえるって確信している。稽古もすでに週3日になってる。どこまで仕上げて行けるか、最後の2週間、踏ん張りどころだぜ。

 

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また、停電?!

2021-11-09 12:16:25 | 暮らし

 あらっ、また、停電か?ブレーカー落ちたか?

 どれどれ、周りの家は?消えてるよ、真っ暗だ。なんだい、前の停電から半年と経っちゃいないぜ。ロウソク、ロウソク・・・。慌てるなって、苦い経験から学んでLEDランタン買っておいたじゃないか。暖房は薪ストーブだしな、非常用の携帯バッテリーも準備してある。備えは万全だぜ。

 スマホで停電情報を確認。今回はこの地区だけらしい。約100軒が停電中だとよ。こんなちょくちょく電気が止まるって、もはやここは開発途上国、いや衰退途上、限界集落候補に組み込まれたってことだな。なぁに、1時間もすりゃまた点くさ、その程度にゃ電力会社、信頼してる。

 40分ほど、ほらな、点いたよ。夜も更けつつあるってのに、復旧担当の皆さん、ご苦労さん。さて、風呂に入って寝るとするか。

 あれれっ?水が出ない。えっ、停電は終わったんだぜ、井戸ポンプ動くだろ。何故出ないのよ。そうか、さっき停電中にうっかりしてガス湯沸かし器使っちまったからな、あれでポンプ内が空になったんだ。で、地下水吸い上げのパイプ内も水が落ちたってことだ。刺し水して水路作り直してやらなきゃダメだ。が、もう夜も遅い。風呂にも入った。明日だな。

 翌朝、さっそくポンプの手当。床下のポンプ室に潜り込むと、ありゃ、ポンプ回ってるよ!どうしてだよ、蛇口すべて締めてあるぞ。フツー、自然と止まるだろ。一晩中動いてたのかよ、なんてこったい、吸い上げ部分、熱くなってる。もしかして、焼いちまったか?なぁに、水刺してやりゃ冷えて直るさ。刺し水は畑の井戸水使えばいい。運ぶの手間だが、こっちはまったく停電の影響なし、どっとと出る。2,3度運搬すりゃ家のポンプも復活するさ。

 ポンプ内に水を注入してはスイッチを入れてモーターを回す。出ない。

 蓋を開け水を入れ回す。出ない。蓋を開け水を入れ回す。出ない。蓋を開け水を入れ回す。出ない。・・・くどい!そう、くどいどころかうんざりするほど繰り返したんだ。その間ゆうに2時間!何度水汲みに往復したことか。

 ダメた、きっと吸い上げ羽が摩擦熱で変形しちまったんだ。ポンプ、新しいものに交換だろうな。この家建ててからずっとお世話になってきたポンプ、ってことは30年以上使い続けて来たってことだ。この頃、水の出も悪くなってたし、これがいい機会かもしれない。後は、ポンプ屋の大ベテランにお任せしよう。

 ただ、交換するったって、はい、どうぞ、って持って来てくれるわけはない。良くて二三日、下手すりゃ・・・うーん、考えない!その間、畑の井戸水を利用するしかない。朝飯もまだ食ってないし、まず寸胴2つと大きめの薬缶で汲み置きして使おう。が、これは飲料用、食事用だな。洗い物に使うのはもったいない。

 朝食終わったら、使った食器その他を一輪車に乗せて畑の井戸蛇口に移動。水洗い。

 やれやれ、被災地だな、これじゃ。こんな暮らしいつまで続くんだ?って、贅沢言うんじゃない。本物の被災地じゃこんな水なし、電気なし、暖房なし、の生活が何か月も続いたりしてるんだ。暖もある、電気も点く、食べ物もある。この程度で音を上げちゃ申し訳ないってもんだぜ。

 これを機会に、何不自由ない生活のありがたさを身に沁み込ませようぜ。

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早くも来年の準備!

2021-11-08 10:25:39 | 米つくり

 れれれっ?やることないじゃないの。旧鶏舎の改築も一段落、白菜、キャベツの収穫にゃまだ早いだろ。青菜や赤カブの漬物仕込み、月末でいいしなぁ。この暖かさじゃ雪囲いって気分にもなれんよ。

 そうか、ボカシの仕込み、今からやったっていいんたぜ。冬に入ってから、なんて決まってるわけじゃない。ハエなんかが発生しない気温ならいいんだから、積んだって。

 材料はぁ、先日米ぬか10袋運べたし、有機質肥料2袋も取ってある。土は畑から運びゃあいいんだし、やっちゃえ、やっちゃえ!

 米ぬか中心のボカシ作り始めて、5年くらいか?失敗、さまざま乗り越えて来たなぁ。米ぬかだけで作ろうとして発酵が不十分だったり、米ぬか成分過多で苗の発芽障害引き起こしたり、逆に有機窒素分が未分解で、これまた発芽の邪魔してみたり、・・・。でも、今年の苗づくり、まずまず上手く行ったので、そうか、これでいいんだ、ってようやくレシピ完成だ。

 まっ、ざっとだけど、米ぬか10袋、有機質肥料2袋、畑土3袋ってところかな。大切なのはこの3種をよくよく混合、攪拌することと、たっぷり水を撒くってことだ。米ぬかだけの部分は発酵は進まない。水分不足も同様だ。去年みたいに、発酵始まらず10日くらい経ってから再度水分供給と攪拌なんて愚を繰り返さぬように注意だぜ。

 旧鶏舎内、まず米ぬか広げて、その上に土、そして有機質肥料撒いたら、膝まづいて手を入れる。

 スコップなんかじゃダメだ。両手で揉み合わせ、すり合わせるように混ぜて行く。指先をざっくり差し入れ、中の材料を掘り出し外側と混合、周辺も米ぬかだけになる割合が高いから、ここは救い上げて中央に移動だ。よぉし、均等に混ざった。引っ張って来たホースで水を満遍なく撒いたらまた攪拌、再度散水、攪拌、何度か繰り返し、握ってしっとりまとまるくらいになったら、もう一度一連の作業を繰り返す。これを3回やって、持ち込んだすべての材料を積み上げた。

 使い古しのビニールで覆って、後は発酵を待つ。最初は1週間、後は10日とか2週間に1度切り返して、すべてが発酵終われば完成だ。こんなに暖かいうちに積んだから、今年は、雪が降り積もる前に出来上がるんじゃないか?腰までの積雪掻きわけて切り返しに向かうなんてバカしなくて済むぜ。

 暖かい日差しの中、体も文句言わず、気持ちもゆとりでじっくり仕事ができた。なっ、早くやっちまえばいいんだよ、ってそりゃアフターリタイアの農業だから言えることさ。神さんが母親の介護を終えて農作業に戻って来たってことも大きい。何かと口うるさいのは癇にさわるが、仕事分担の効果は大きいな。

 まだ昼まで時間がある。春先のトマトなんかの野菜育苗用に、堆肥と育苗土も袋に詰めて小屋に運び込んでおこう。

 なんとなぁ、来春の準備まで行き届いたぜ。暖冬、気候変動、不安じゃあるが、正直、助かるって言やぁ、助かるよな、雪国じゃ。

 

 

 

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NHK、頑張る人もいるってことだ!

2021-11-07 15:17:03 | 世の中へ

 NHKの政権忖度、酷くてなぁ、時に「NHKぶっ壊せぇ!」なんて下品なスローガンに声合わせたくもなるんだぜ。

 特に、ニュース番組、国会審議の報道でも、政府首脳の慌てふためきにゃ蓋をして、いかにも理路整然と答弁したかのように切り貼りするなんて日常茶飯事だしな。社会を2分する課題でも、政府の言い分だけ流して終わり、解説すれば政府にとって代わっての弁解だもの。選挙前なのに、選挙の扱いは二の次三の次、もういい加減しろよ、ってスイッチ切る日がどんどん増えている。

 悪評ふんぷんのNHK、中にゃいるんだなぁ、内心悔しい思いしてる人たちが。そうだろ、そうでなくっちゃ。

 「ジェンダーサイエンス」第1回。男×女、性差の真実。

 これは素晴らしい内容だった。簡単に言い切っちまえば、男と女の間はグラデーション!きぱっとなんて分けられない。幼児期、男だったのに第二次性徴期を境に女に変わる、なんて例はざらだし、男らしさ、女らしさも程度の差、なんて、へぇー!の事実が次々と現れる。草食男子の存在もヒト進化の過程だってんだから驚くよ。

 なんだって、選挙の前に放映してくれなかったのさ。男支配の家父長制を後生大事に抱きかかえてる賞味期限切れの政治家たち、これ見て勉強しろよ!性同一性障害で苦しんでる人たちの気持ちを知る前提だぜ。この社会、男と女で成り立ってる、なんて常識もぐらぐらと揺らいでくる。男らしさとか女らしさを強いることの無意味さも、あっそうかの納得!だ。当然、男女の役割分担についても考え方が変わって来る。ジェンダーギャップがいかに時代遅れかも科学のレベルから理解できる。これ、絶対に、教育現場で子供たちに見せて欲しいよな。

 「ねほりんぱほりん」これもいい仕事してた。これまでも心に突き刺さる回、何度もあったよなぁ。例えば、里親に育てられた子どもとか、レズビアンで子育てする二人とか、思い出すだけでも涙浮かんでくるもの。これも絶対、教育コンテンツだぜ。今回豚になって話を聞かせてくれたのは、香港の民主化運動を戦った二人だった。

 今は身の危険と将来展望のなさから、日本に留学している二人。運動の盛り上がりとそれへの弾圧の厳しさを生の体験として語ってくれた。が、番組はそれに終わらぬねほりんぱほりん!中国ダメですねぇ、共産党独裁怖いですねぇ、でまとめる民放ワイドショーのやり口なんて無縁だぜ。

 香港が自由を奪われて行く経過を追いつつ、日本にも、治安維持法により数万の人たちが投獄され、少なくない人が拷問死した歴史があったってことを丁寧に触れていた。いや、それ昔の話しでしょ、って言い張る人には、衝撃のアンケート結果、SNSで発信することに怖いと感じる人、なんと75%!お、おい。今の日本でこの数字!?政権がちょい強権的になったりしたら、もう、反対を表明する人、いなくなるってことだぜ。そんなのある?いや、あるでしょ、緊急事態条項とか、憲法に組み入れようとしてんだから。

 番組、決め手のセリフ「いつまでも緊張感もって努力しないと、自由は守れない!」うーん、ねほりんぱほりん、やったな!

 どっちの放送も、NHK局員の意地を感じる。政治部や経営陣は権力にメロメロでも、現場じゃ、どっこい地に足着けて踏ん張ってるぜ!画面から、裏のスタッフたちの気合いが溢れ出してくるようで、嬉しくなったよ。ガンバレ裏方!やっちゃえ、裏NHK!

 あっ、どっちの番組も進行キャスト、YOUじゃないかぁ!!!それ、なんか意味あるのか?うん、ありそうな気がするぜぇ。ちなみにYOUの男女傾き、ぐぐっと男より!だろう、だろう、そこが魅力だぜ。

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旧鶏舎改築、ほぼ終了!

2021-11-06 14:58:19 | 農業

 たしか、5月から始めたんだよ、旧鶏舎の改築作業、やっとこさ終わったぜ。ただし、俺の分担分までな。こっちの思いとしちゃ東側の壁も板打ち付けたかったんだけど、神さんの、要らない!の一言、はいぃぃぃ、それじゃ妻かべの三角の部分、破風って言うんだって、塞いでお終いだ。後は冬季防雪対策としてビニール張るからいいってこと。

 ずいぶん長い間、仕事中断でほったらかして来た。田んぼ作業の間はとてもじゃないが、大工仕事なんてやってられない。米仕事終わって、畑も残すは収穫のみって今になって、やっと取り掛かれた。ふう、4カ月ぶりだぜ、忘れちゃいなかったからな。

 雪の重みと基礎木材の痛みで、大きく傾きかけていた東側1間半を取り壊して、この先残して使用する小屋部分を、つっかえ棒ばんばん入れて徹底的に補強した。念のため、妻部分にさらに1尺分、柱と梁を張り出し、追加した。その部分の屋根と軒も足したりして、ほほう、いい感じだぜ、これならあと15年は持つぜ。

 十分、十分。農作業現役もそのくらいの年数だろうしな。

 今回の改築工事、釘なんかは別として、木材、トタン板は一切新規購入しなかった。偉い!立派だ!!解体部分の材木を丁寧にほぐして古釘を抜きとことん再利用した。中には腐って使用に耐えない部分なんかもあって、仕事の8割がたは、あれこれと考えをめぐらす時間だったな。

 こんなゆっくりじっくりの仕事をやり通せたって、大したもんじゃないか。我ながら、忍耐強くなったもんだって感心するぜ。途中投げ出さなかったからな。って、誰も褒めてくれないから、自分で拍手だ。そこら中つっかえ棒や筋交いばかり、板もそじる手前の古材、見た目悪いもの。見場より強度さ。

 これで、雪に押しつぶされる心配もなくなった。冬場のボカシ切り返しも安心して取り組めるってもんだぜ。

 さぁて、次なる仕事はぁ、雪囲いか。

 

 

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