自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

般若の智慧は悟りの智慧+健康の知恵

2015年07月04日 | 健康と”悟り”・スピリチュアリズム

 ギャーテーギャーテーハラギャーテーの意図する処      2015.7.4

**************************

 

般若の智慧とはバンニャーの知恵:

一元論では バンニャー(般若)の智慧を以下のように

説明する:(*1)

 

“智慧はこれ悟りの光にして、無明(まよい)の暗(やみ)を

照破(しょうは)する真理なり。真理のみ実在。

無明はただ悟らざる真理にして、これをたとえば悪夢のごとし。”

 

般若の智慧は悟りの光。 この光によって、無明は破られる。

無無明 と心経では言う。

無明は無い。あるのは、‘光の無い状態’のみであると。

それがわかれば、心の捉われを無くして、光(真理)を入れれば

よいだけ・・・

依(え)般若波羅蜜多(はんにゃはらみった)~依とは、よって

ということ。

 

だから、彼岸に至る因縁を超える智慧(バンニャー)を深く学び

しることに依って、心に捉われがなくなり、迷い(無明)が破られた

のだと心経は続く。

 

“心無けいげ、故、無有恐怖、遠離一切顛倒夢想、・・”

 

一元論では無明が悪夢のようであると言った後で、この迷いを

こう定義する。

“まことや悪の力、我らの生命を抑える力、我らを苦しむる力は

真に客観的に実在する力にはあらず、わが心自ら描きし夢に

よって、吾と吾が心を苦しむるに過ぎず。

仏の道ではこれを無明(まよい)と言い、神の道ではこれを罪

という。“

 

般若心経では心に捉われがなくなったとき、本来の光明の心が

現れるという。すると、恐怖が無くなり、一切の顛倒夢想も断ち

切られる。

 

一元論ではこの顛倒夢想をどのように定義しているのだろうか?

“真相を知らざるを迷いという。 快苦は本来物質の内に在らざる

に、物資の内に快苦ありとなして、あるいはこれを追い求め、

あるいはこれより逃げ惑う、かかる転倒妄想を迷いという。”

 

真相を知らない状態。 自分の本質を知らない状態。

だから、自分以外の何かに元気づけてもらいたい、その対象、

物質を求める。

物質的欲望は‘それを得れば幸せになれる’と思うから人の

心に強く根付く。

 

或いは、物質的欲望に満たされない自分に不満をいだき、

現実を逃避しようとする。

たとえば、世界的に今、スマホを片時も離せなくなった スマホ

依存症の人が増えていると聞く。

 

何故だろう?

他者とのかかわり合いの中でのみ 自分の存在価値や意義が

認められると錯覚しているから他者との音信が少しでも、途絶える

とやたら不安になってしまうという

 

スマホのラインで交流することをやめれば、孤独になると思って

いる人たち。自分自身の本質と繋がることで満足感が得られると

いうことを知らないからだ。

 

”物質のうちに快苦ありとなしてあるいはこれを追い求め、

あるいはこれより逃げ惑う”

迷いの人達・・たとえば、ブランドのものを集めたり、より格好良い

車や時計を身に着けることで自分に価値観が出てきたと錯覚

している人。 

 

一元論では言う。

“本来物質は心の内にあり。 心は物質の主にして、物質の

性質形態はことごとく心の造るなるところにもかかわらず、

心をもって、物質に支配さるるものと誤信し、

部室の変化にしたがって、憂苦し懊悩し、われとわが生命の

円満完全なる実相を悟ことを得ざるを迷いという。”

 

こうして実相を知る。

 

迷いを打ち破る。

般若の智慧に依って、心の(物質への)捉われが無くなる。

 

その聖なる呪文が 般若心経の最後に書かれたマントラ

”ガーテーガーテーバラガーテー ・・・・”音読み当て字では

羯諦羯諦波羅羯諦・・・・・の短い真言である。

 

 *1~谷口雅春師 ”甘露の法雨”

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする