自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

究極のマントラ; Science of "Gayatri Mantra"(1)

2019年07月17日 | 健康を実現するための言霊(マントラや真言)

そう呼ばれる理由と目的とするところ      2019 .7/17 

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前書き)

①ぼうさんの質問の答えで先回少し脱線した。

それから自分自身でいろいろ考えたりして、もう少し私の体験

と情報を皆様と共有したいと思い、脱線ついでに今日から

数回の予定で、”究極のマントラ”について考えてみたい。


先回(7月10日)にも触れたが、

マントラとは真言であり、真の言葉、つまり、言霊(ことだま)

として唱える人に幸いをもたらすものだ。

宗教には古今東西問わず、祈りの言葉、お経、などが存在

している。

② 15年間のインド滞在中に多くのマントラを師たちから

伝授していただいた。

その中でも特に、"Gayatri Mantra”と呼ばれる真言は、罪を清め、

カルマを除き、本来の人間の本質に戻ることを約束された

マントラだった。


だから、私はあえて、このマントラを究極のマントラと

呼ばせていただく。

そのマントラを後日このシリーズの後半で、詳細にお伝えしたい。

その伏線として今日から数回にわたって、究極 という意味を

考えるために遠回りをさせていただく。

お付き合い願えれば幸せだ。

 

③お詫びと訂正)

先回の本文中の谷口雅春師のお名前を雅治師と間違えて

お伝えしてきた。

ここでお詫びとともに、訂正させていただく。

 

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幸いとは何か?

神頼みしてそれがかなうことではない。

その人の持つ本来の力量(キャパシティー)が十分に発揮

できるようになるから幸せといえるのだろう。


愛においては、周囲の人たちと愛深い交流があり、

智慧においては深い智慧が湧いて万事つつがなく事

が運び、豊かさにおいては貧しさということを知らないほど

十分に必要なものが無理せず必然的に回ってくる。


言い換えれば、“実相円満完全”な自分自身の本質が

今の環境に映し出されるということだが、

祈りの言葉はそのために、摩訶不思議な力を持つものだ。

 

インドの宗教の根幹にあるプリンシパルは、”絶対不二一元論”

にある。

絶対完全なもの(神)しか存在せず、すべては一元に還る

ということだが、もう少し簡単にいうと、この世の

不調和や不健康、不幸は、永遠に実存するものではなく、回り

灯篭のように一過性で、それぞれの人の持つカルマ(業)の清算、

バランスをとるために現れているという考え方だ。

 

"絶対”の反対は’相対’。

この地球上の科学も人の考え方も相対的な価値観(考え方)に

成り立っている。

相対する価値観は、唯一無二の絶対価値観にはなりえない。

良いか悪いか、美しいか醜いか、という、相反する二つの

対照的な基準が常に存在してその比重によって、対象を

判断したり審判を下したりしている。

 

一方、絶対的価値観というのは、神は善であり、義であり、美で

あり、完全であり、愛であり、無限の豊かさであり・・・という、

’完全円満性’をいう。


インドのヒンズー教では多くの神様がいるのだが、しかし、

”一元論”が根本にあるから、絶対神は一つ、が、“表現体”

として様々な神様が出現していると考える。


この世の中に不完全性があるように見えるのは、次の

理由からだと考えられる。


ア)カルマを超越しない限り、毎日の出来事は個人的でも

社会的でも、すべて、カルマ(業)の浄化(カタルシス)の

ために起きているか、

イ)潜在意識のため込んだ歪(ひずみ)が不完全を

表しているのか、あるいは、

ウ)一人ひとりのエゴが人類意識のエゴとなり、自然現象

を狂わすほどの不協和音を醸し出して、地球の磁力や

大気の仕組みを壊しているのか・・・

 

それでも、私たちが肉体という衣を脱ぎ捨てて

次元の違う世界へ死という形で移行すると、また、

異なった世界があると先人たちは教えている。


地球よりすさんだ星(あえてその霊界の場所をこう呼ぶのなら)

もあれば、大方の星は霊的にもっと進化しているとも

聞いている。


こうして私たちの肉体の衣を
脱ぎ捨てて向かっていく方向は

その究極の一元の世界に限りなく近づいていき、

輪廻転生したり、次元を超えた星での修行をしながら、

生と死(幽体的死)を繰り返しながら、’絶対善’、’絶対愛’

の中へと少しずつちかづき、最終的にその絶対なる

暖かくも優しく、懐かしくも最大の癒しを与える存在と、

一体化していくのだと、私の霊的な師匠は教えてくれた。


さて、前置きが長くなったが、
こうしたプロセスを、地球に

居ながらにして魂的に進化させるために、”究極の真言”が

存在している。


ヴェーダ哲学(神学)~紀元前5千年に編集されていた

という~の中で、最も有名なその真言を

皆様と数回にわたって共有したいと思う。

ヴェーダ哲学の根幹は、不二一元説であるから、

先ほど述べたように、絶対的価値しか本当の意味で

実存していない、という。


こうした考え方を、サンスクリット語で

“ADVAITA”と呼んでいる。

日本でこの真理をもっともわかりやすく解説されている

宗教者の一人が谷口雅春師であった。


次回は、谷口師の言葉をあげて、究極のマントラの

前編としたい。

そのADVAITAの本質を簡略な日本語で表した、谷口氏の言葉

をご紹介するところから、究極のマントラ(2)を

はじめさせていただきたい。

 

 

 

 

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