自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

とっつきやすいスピリチュアリズム;

2024年09月28日 | 自然治癒力とヴェーダ哲学の関係



世界的デザイナー コシノ姉妹の母上の言葉  2024/09/28
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二回に分けて、”チベットの死者の書”をほんの、触りの
触り部分のご紹介で終わったが、スピリチュアリズムの
触りでもあるように思う。

スピリチュアリズムとは何か?

私たちの持つ、潜在意識 現在意識、の二つの意識を超えた 
もう一つの意識が”触る”ところが、スピリチュアリズムと
いえそうである。

もう一つの意識とは、超越意識=super conciousness 
のこと。
この意識がスピリチュアルに興味ある人の特徴かもしれない。

なぜなら、その資質によって、イデオロギーや、宗教を超える
ことができるしエゴ意識=小我と大我意識 の使い分けが
自覚できるからだ。 

今まで、”これが自分である”と 思っていた意識は 
ほとんどの場合、小我 に属していたと気が付く。

だから、”自分と思っている自分を観ているもう一人の
自分” が 超越意識 と言えるだろう。
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人が、娑婆世界でスピリチュアル的かどうかを
判断する場合、以下のような 指標がある:

・真の自我(大我)の自覚が芽生えているか?

・大我を観念的ではなく(現実生活に生かすように)
とらえているか?

・大我は完全円満調和のエネルギーであることを
感じているか?

・娑婆世界に見えるものの中で究極に残るものは、
大我に基づいた意識であることを信じられるか?


エゴ意識は、感覚機能で 見えたり感じたりする
物質を ”認める意識” でもある。

どういうことかと言えば、小我の意識は 見たり聞いたり
して 脳に送られた対象を ”見えた通りに、存在する
と認めるということだ。

だから、自分の体も、病気も、お金も、美味しい料理も
”存在するもの”として認める。

が、スピリチュアルな観方を付き進めていくと、肉体次元
でそうは、感じていても、第三の眼が、それを砂上の存在
として、見つめていることを感じる。

第三の眼は、誰もが持っているのだが 超越意識と共に
開いていくようだ。


第三の眼は、知っている。
五感の感覚ほど疑わしいものはない~と。

現に今、地球はものすごいスピードで動いているにも
かかわらず、私たちの五官は、それを察知しない

感覚機能は結局のところ、本当の姿をつかむのには、
限界があるということすら わからない。

だからといって、感覚機能と、エゴ意識を軽視する
ことはできない。

なぜなら、五感の感性と、それをもとに生まれるエゴ
意識がなければ、地球上で普通の生活をするには、
支障があるだろうから。

同時に、普通の生活(生老病死と四苦八苦)の中で、
スピリチュアル的な人は、その感性を超越したいと願う。

なぜなら、生老病死より 不自由な状態が、恐怖と自分を
限定して執着に束縛する状態だと、知っているからだ。

その状態にいる限り、現世的な苦しみや悲しみ、絶望や
恐怖から自由になれないと、思うからだ。

本来の魂の姿に戻る事、それが、大我の自覚に変える事だと
スピリット(魂)は知っている。

誰もが、知っている。
なぜなら、誰もが、スピリットだから、本質は。

本来の魂を自覚するために、インドでは、古代から様々な
行があったが、現代にまで伝わる、ヨガ行は、今でも
ポピュラーといえそうだ。

ヨガには、以下のような種々の分類がある。

(1)  ハタヨガ =  

アサナと呼ばれる身体の体系化されたポーズを
とりながら行う。

目的は肉体浄化、コントロール、深い瞑想に
適した内面の整合化など。

(2)  カルマヨガ = 

結果にこだわることなく、
他者への奉仕を、自身のアートマに向き合いながら行う
行(ぎょう)。 

自分が成すのではなく、神のために、神に対して
行っているという意識を要求される。

(3)  マントラヨガ = 

ジャパ といわれる、数珠(じゅず)を数えながら、
一定の回数だけ、神の名前を唱えたり、マントラを
唱えたりして、自分の意識を自己の本質に近づけていく行

(4)  バクティ ヨガ = 

すべての創造物、
身の回りの物に神聖な愛を見出すよう献身的な
自己(小エゴ)の服従を心掛ける行

(5)  ギャーナヨガ = 

アートマの智慧を知り
自己の中の無智と無明から脱し、輪廻のサークル
からはずれられるよう、解脱を目的とした真の叡智
を身に着ける行

(6)  ラジャヨガ =

紀元前2世紀にはじめられたといわれる、ヨガの王道。

パタンジャリ聖人によって確立され、今まで述べてきた、
ほかのヨガのエッセンスをも含蓄した行
*****

スピリチュアルといわれる行は、数々あるが、たぶん、
上に書いたヨガの行法でも、無意識に、そうした意識を
日常生活に生かしている方は少なくないと思う。

最近、’徹子の部屋’にゲスト出演していた、コシノ ヒロコ
ジュンコ、ミチコの三名の、世界的デザイナーの言葉が
心に残った。

”うちのお母ちゃんは、ほんまに、聖書の言葉を大阪弁ふうに
いつもいっていた。
もらうより、上げる方が、うんと幸せだって・・・”

つまり、ヒト様から自分に何かを、してもらうことより、
ヒト様に、自分の方から、お役に立つように何かをすることが
本当の幸せだと、子供のころから教わってきたという。

これこそ、バクティヨガの手法でもあり、スピリチュアルな生き様
だと、心から思った。
それを守っていらっしゃる三人姉妹と、お見受けした。

コシノヒロコさんは、86歳というのに、特にお若い。

妹さんのジュンコさんも、ミチコさんも、同じく、活き活きと
80歳に近い年齢とは到底思えない。

まさに、ヨガを体得した、年齢を超越したヨギのようだと
しみじみ、そのお姿を拝見しながら感じた。



 
 

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