自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

本当の自分と自然治癒力  

2015年12月05日 | ハワイの浄化の言葉”ホ・オポノポノ”

 

モーナ女史の詩集から         2015・12・5

**********************************

 

これまで風邪シリーズで現実的なお話しをしてきたが、

“本当の自分” を知ろうというのが,このブログを書かせて

いただいている大きなテーマなのでそれとの関連性

にそろそろ触れさせていただく時期だと思った。

 

何度もブログに登場するホ・オポノポノのヒューレン博士

の師であり、ハワイで人間州宝を受賞したモーナ・ナラマク・

シメナオ女史は,ハワイの伝統的な解決方法を身近にさせた

第一人者である。

それは“SITHホ・オポノポノ”と呼ばれている。

 

これまでは,複数で話し合って解決してきた方法を、

誰でもどこでも、一人でできるように“進化”させた。


今日はそのモーナ女史の詩集からいくつかご紹介したい。

 

“わたしは誰か?”という根本的な問いは、実は

本当の自分”を知るための第一歩の問題提起だが、

多くの宗教や哲学でも古今東西より、避けて通れない 

大切な問いでもある。

 

敢て、当協会でヒューレン博士のそのアプローチを

ご紹介したのは、宗教的な匂いがなく、誰でも

受け入れやすい、しかも、的を得た 本当の自分への

アプローチ方法だからに他ならない。


1)

こころの海

-・・・・・・

それはもう長い事、あなたは感情の海原に放り出され、

溺れ、漂い続けてきた


かつてキリストが,荒れ狂う嵐の海を鎮めたと

言われたように

今、あなたは、人生の荒波を鎮める方法を知ったんだ


そして、あなたはこうも知っている


方法を知ったからといって、海がいつでも静かなわけ

ではない。

まだまだ嵐はやってくるだろうってね。


でもね、あなたの心の奥には,人生で現れる嵐や

波乱を鎮める力がみなぎっている


できるだけ、“本当のあなた”を心に描き、言葉にしよう。

それがあなたの今を造るんだ。

 

それでも、きっと、これからもあなたは嘆き、悲しみ、

絶望する.

それはどうしようもないこと。


だって、あなたが,ものすごく長い時間をかけて

積み重ねてきた記憶まだまだあるのだからね。


だとしても、覚えていてほしい。

貴方には‘わたし’という家族がいる


あなたをこころから愛する存在がいる。

‘わたし’はあなたに贈り物を送ったんだよ。

今もあなたは、確かに、それを手にしている。

 

‘わたし’とあなたが一緒であること

こんなに素晴らしいことって他にないんだ。


さあ、行ってみてきてご覧、

あらゆるものを,真に求め、調和や平和を願うのなら、

いつかきっと、その答えを自分の内側に見つけるはずだよ。


自分の心の海の中であなたは答えを見つけるだろう。

そうして、あなたの家族に出会うでしょう。

 

‘わたし’を見つけると、あなたは自分の内側で家族と

出会うよ


あなたも,あなたの周りにいる人もみんな、それぞれに

内側に家族がいるよ。

 

アンダーラインは私が引かせていただいた。

積み重ねてきた記憶と自分の内側で家族と出会うよ

というフレーズだ。


このフレーズの最初、積み重ねてきた記憶を理解するために 

モーナ女史の,次の詩前半をご紹介したい。

 

アイデンティティー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あなたが、一番初めに生まれた瞬間

はるか昔に‘命’を与えられた瞬間

あなたは、アイデンティティーをもらった。


‘私はわたし’と体験すること

それがアイデンティティー


初めてアイデンティティーをもらったその時から、

何度も何度もあなたは生まれ変わった

何度も何度も肉体的な死を迎えた


惑星@(アルファ)の住人だったころ、

ケンタウロス星座の周辺を守る宇宙船の隊長だったころ、


他にも、ほかにも、こんなふうに何度も生まれては死に、

また生まれたんだ。


繰り返してきた中で,あなたの意思の部分は、

ありとあらゆる選択をしてきた。


意思が下したそれぞれの選択の結果,思い出、感情、

問題といった形であなたの中に積み重なってきた

ものがある。


それが今、この瞬間、あなたが体験していることなんだ。

あなただけではない。


みんな過去の記憶を今 この瞬間 体験しているんだよ。

過去に起きたこと


或る人は創造に満ちた豊かさと成長を

或る人は破壊や混乱、争いを

 

みんなそれぞれ今この瞬間.過去を体験している。

 

どんな体験であったとしても、それはあなたが過去

に選択してきたことの結果なんだ。


いくつもの選択 いくつもの記憶のあとで,あなたは今 

とうとう 平和を求めるようになった

*****************

平和はどこにある?

私は一体何者なのか?“

私たちは自由を神から与えられている。


神という言葉に抵抗あれば、私の心臓をつくった大生命は

その心臓を,どのように使うかという自由を私たちに

与えている。


自由を与えられたということは.自由意思があるということ。

自由意思があるということは、そのとき、自分の感情や想念、

思うままに取る行動を決定することができるということだ。


だから、私たちが輪廻転生、様々な過去の生を生きて

生きた間にこうした体験は潜在意識に蓄えられ、

しかも、その人なりの‘結論’、こうしたらああなるという

体験に基づく生きる上での知恵もできてきた。

 

モーナ女史は,そうした体験が潜在意識に積もって、

多くは自覚や認識のない過去の記憶の意識を、

積み重ねてきた記憶”という言葉で表現している。


これが、何なのか?

本当の自分を知ることと.どういう関係があるのか?

それを次回、詩の後半のご紹介とともに触れてみたい。

 

参考文献:

Dewdrops of Wisdom” 叡智のしずく 翻訳 平良アイリーン 発行SITH

ホ・オポノポノ アジア事務局 2012

 

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潜在意識と風邪~ホ・オポノポノ、ヒューレン博士との関連

2015年12月01日 | ハワイの浄化の言葉”ホ・オポノポノ”

 

厄介な潜在意識の浄化と病改善のつながり、2015・12・1*****

********************

 心の調和と風邪ということでお話しが終わったので、もう少し

掘り下げてみたい。


 以前、ブログでもヒューレン博士のハワイ、古代から伝わる

問題解決方法、ホ・オポノポノについてご紹介しているので

ご記憶のある方も多いかもしれない。


特に風邪の効用について ヒューレン博士が話しているわけ

ではないが、日本で行われたセミナーの会場で (ヴィデオで

見たのだが、実際の年月日と会場などの詳細は不明) 博士が、


“わたしがもし、ホ・オポノポノの方法で潜在意識を

クリーニング[浄化]し続けていなかったら、今頃死んで

いたか、重篤な病で悩まされていただろう” 

と聴衆に語っていたのが印象的だった。

 

風邪のみにかかわらず、重篤な病ですら、自分の意識の

コントロール如何の結果だということが、博士の言葉の

意味合いに含まれていた。


意識というのは 現在意識、潜在意識、超越意識の3

に分けられる。

現在意識でこれは顕在意識でもあり、今、何を考えているか、

何を感じているか、認識可能だが、潜在意識はこれが不可能だ。

そして超越意識とよばれる部分、これは、時間空間に左右

されない、次元を超越した神的意識と直観で結ばれている。

 

整体の創始者 野口晴哉氏が風邪の心的要因として使う 

空想 や心の方向付という言葉には 意識の大部分を占める、

潜在意識の働きが大きいということになる。


 “一旦、(心が)方向づけられたら、意思でどんなに努力しても、

その空想には勝てない。

結局空想が方向づけられた方向に体の動きは行ってしまう

のです。


寝相が悪いと風邪を引く、こたつに入っていると、風邪を

引く、ぬるい湯に入ると風邪をひくといって、それを警戒

している人ほど、そういうことで風邪を引く。“


一方、ヒューレン博士は こうした無意識に蓄えた、記憶

を持つ、潜在意識清めることを提唱する。それは、

超越意識と結びつくため不可欠なのだという。

 

汚染された記憶(マイナスの結果を生み出す、マイナス

想念や、思い込みなどに満ちた)潜在意識が浄められると、

私たちの本来の穢れない魂の働きと 想いが一致するから、

行動も調和に満ちたものとなり、病気も改善される、

あるいは予防されるということつながる。

 

具体的には、風邪などの病に対する 心理的に予防する

のには二つしか方法がない。


一つは、潜在意識を現在意識でコントロールをできた

とき、もう一つは、‘こうしたら、こうなったら、風邪をひく’

というような、潜在意識に積もった過去の反射条件を

消すこと。

 

最初の 現在意識で 潜在意識をコントロールすると

いうのは なかなか難しい。

なぜなら、先先回にも書いたように、現在意識で考えたり

意思したりすることは、私たちの心が蓄えている情報量

のほんの数パーセントにも満たないし、膨大な潜在意識

の実態すら分かり得ないからだ。

 

たとえば、現在意識で風邪をひくまいと 断固思っていても、

風邪をひくことがある。

反対に風邪を引こうと現在意識で思っても、引かないものだ。

 

“心の奥の深層心理とか、潜在意識とかいうような、潜在

している心に、風邪をひくという考えが入ると、風邪の

現象が起こる。


だから、普段から、‘風邪をひくぞ’という意識があっても、

潜在意識の方に隙がないうちは入らないのです。“

と野口氏は書いている。(*1) p・135

 

それでは、どうしたら 良いのだろう?

誰でも“生命力”を与えられて生きている。

この生命力がどこから来たのか?

自分がどうつながっているのか?

 

そうしたことを考えることに依って、自然に、過去

蓄えていた、物質的な因果関係や、思い込みによる

原因などが是正されていくことある程度、時間は

かかるが可能だ。

 

ヒューレン博士式に言えば、

“潜在意識をクリーニングする”という言い方もできる。

ヒューレン博士の方法は、“ありがとう、愛している

というような、言葉の力をただただ繰り返して、

それらの過去の記憶(マイナスの)を消していく。

 

そして、消えたところには、本来の自分ゼロ・リミッツ)

から 埃のとれた鏡に映る日光のように、本来の自分

の光が現れるから、問題は自然消滅していくのだ。

 

そのあたりは “潜在意識と人生との関連性”について、

博士が語っているので抜粋してみたい(*2)。

 

1・物理的な宇宙は私の思考が現実化したものである。

2・もしも私の思考がガンに侵されていれば、物理的

現実も癌になる。

3・私の思考が完全無欠なら、物理的現実はLOVE

あふれんばかりになる。

4・私は私の物理的宇宙を在るがままに創造するに

あたって、100%の責任を負う

5・私は病んだ現実を作り出すガンに侵された思考を

是正することに、100%の責任を負う。

6・眼に見えるものは、無である。すべては私の心の中

の思考として存在する

 

以上の6点は、ヒューレン博士をご存じない方たちには 

わかりにくいと思うので簡単に注訳させていただきたい。


思考という言い方は、言い換えれば、心の想い、特に

潜在意識といってよいだろう。

 

私たちの身のまわりに顕れている事柄、それが 物理的

宇宙から体の体調にいたるまで、すべて 自分の心の思いに

よって、ひきおこされている。


3番目の私の思考が完全なら~というのは、潜在意識に

蓄積された過去のマイナスのプログラミングのプロセス

が浄化されて、ゼロ・リミッツ(つまり自分の心の超越

意識、神意識とつながった部分)が現され、愛に

あふれんばかりになるということだろう。

 

4番目の、すべての身のまわりに自覚される事件や状態、

事柄は自分の心がそれを現している以上、他人事といえども、

自分の心(潜在意識や想念)が責任をとるべきということだ。

 

どうやって? 

自分の潜在意識を清めることによって、

そして 

ゼロ・リミッツとむすびつくことによって。


5番目の宣言では 自分の病気に対しても、自分の心が

引き起こしていると認め、外部の責任ではなくすべて

自分の責任としてそれを負うという。


6番目の 無というのは 般若心経の空の概念にあたる

だろう。

ヒューレン博士は、英語では nothing ではなく、void 

という表現をしている。

 

さらに、空の定義を

 “空は、セルフ・アイデンティティーと全宇宙の

基礎です。 

空(くう)の下で霊感は永劫なる聖なる知性より

湧き出ます。 

潜在意識下で再生される記憶は 空を放逐(ほうちく)

するが、破壊することはできない。(*3

としている。

 

潜在意識下で再生される記憶というのは、私たちが

当たり前のように当たり前の方法で繰り返している

日常生活の事象が、その表れとなる。


そのために、潜在意識を清める、あるいは、ゼロに戻す

とは、つまり、私たち本来の“自分”に返ることに

つながる。

風邪をひくか否か、も、心の指向性が根底にあるとすれば、
ヒューレン博士の、心の浄化方法も、野口氏の、風邪を
引かない身体になるための、心の指向性も、
自分の意志次第であるということになるだろう。



 

*1) p・135

*2) “ハワイの秘法”PHP研究所 2008年 P.28  

ヒューレン博士とジョー・ヴィターリ氏共著

*3)  上記著 P.309 

 

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