自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

潜在意識と風邪~ホ・オポノポノ、ヒューレン博士との関連

2015年12月01日 | ハワイの浄化の言葉”ホ・オポノポノ”

 

厄介な潜在意識の浄化と病改善のつながり、2015・12・1*****

********************

 心の調和と風邪ということでお話しが終わったので、もう少し

掘り下げてみたい。


 以前、ブログでもヒューレン博士のハワイ、古代から伝わる

問題解決方法、ホ・オポノポノについてご紹介しているので

ご記憶のある方も多いかもしれない。


特に風邪の効用について ヒューレン博士が話しているわけ

ではないが、日本で行われたセミナーの会場で (ヴィデオで

見たのだが、実際の年月日と会場などの詳細は不明) 博士が、


“わたしがもし、ホ・オポノポノの方法で潜在意識を

クリーニング[浄化]し続けていなかったら、今頃死んで

いたか、重篤な病で悩まされていただろう” 

と聴衆に語っていたのが印象的だった。

 

風邪のみにかかわらず、重篤な病ですら、自分の意識の

コントロール如何の結果だということが、博士の言葉の

意味合いに含まれていた。


意識というのは 現在意識、潜在意識、超越意識の3

に分けられる。

現在意識でこれは顕在意識でもあり、今、何を考えているか、

何を感じているか、認識可能だが、潜在意識はこれが不可能だ。

そして超越意識とよばれる部分、これは、時間空間に左右

されない、次元を超越した神的意識と直観で結ばれている。

 

整体の創始者 野口晴哉氏が風邪の心的要因として使う 

空想 や心の方向付という言葉には 意識の大部分を占める、

潜在意識の働きが大きいということになる。


 “一旦、(心が)方向づけられたら、意思でどんなに努力しても、

その空想には勝てない。

結局空想が方向づけられた方向に体の動きは行ってしまう

のです。


寝相が悪いと風邪を引く、こたつに入っていると、風邪を

引く、ぬるい湯に入ると風邪をひくといって、それを警戒

している人ほど、そういうことで風邪を引く。“


一方、ヒューレン博士は こうした無意識に蓄えた、記憶

を持つ、潜在意識清めることを提唱する。それは、

超越意識と結びつくため不可欠なのだという。

 

汚染された記憶(マイナスの結果を生み出す、マイナス

想念や、思い込みなどに満ちた)潜在意識が浄められると、

私たちの本来の穢れない魂の働きと 想いが一致するから、

行動も調和に満ちたものとなり、病気も改善される、

あるいは予防されるということつながる。

 

具体的には、風邪などの病に対する 心理的に予防する

のには二つしか方法がない。


一つは、潜在意識を現在意識でコントロールをできた

とき、もう一つは、‘こうしたら、こうなったら、風邪をひく’

というような、潜在意識に積もった過去の反射条件を

消すこと。

 

最初の 現在意識で 潜在意識をコントロールすると

いうのは なかなか難しい。

なぜなら、先先回にも書いたように、現在意識で考えたり

意思したりすることは、私たちの心が蓄えている情報量

のほんの数パーセントにも満たないし、膨大な潜在意識

の実態すら分かり得ないからだ。

 

たとえば、現在意識で風邪をひくまいと 断固思っていても、

風邪をひくことがある。

反対に風邪を引こうと現在意識で思っても、引かないものだ。

 

“心の奥の深層心理とか、潜在意識とかいうような、潜在

している心に、風邪をひくという考えが入ると、風邪の

現象が起こる。


だから、普段から、‘風邪をひくぞ’という意識があっても、

潜在意識の方に隙がないうちは入らないのです。“

と野口氏は書いている。(*1) p・135

 

それでは、どうしたら 良いのだろう?

誰でも“生命力”を与えられて生きている。

この生命力がどこから来たのか?

自分がどうつながっているのか?

 

そうしたことを考えることに依って、自然に、過去

蓄えていた、物質的な因果関係や、思い込みによる

原因などが是正されていくことある程度、時間は

かかるが可能だ。

 

ヒューレン博士式に言えば、

“潜在意識をクリーニングする”という言い方もできる。

ヒューレン博士の方法は、“ありがとう、愛している

というような、言葉の力をただただ繰り返して、

それらの過去の記憶(マイナスの)を消していく。

 

そして、消えたところには、本来の自分ゼロ・リミッツ)

から 埃のとれた鏡に映る日光のように、本来の自分

の光が現れるから、問題は自然消滅していくのだ。

 

そのあたりは “潜在意識と人生との関連性”について、

博士が語っているので抜粋してみたい(*2)。

 

1・物理的な宇宙は私の思考が現実化したものである。

2・もしも私の思考がガンに侵されていれば、物理的

現実も癌になる。

3・私の思考が完全無欠なら、物理的現実はLOVE

あふれんばかりになる。

4・私は私の物理的宇宙を在るがままに創造するに

あたって、100%の責任を負う

5・私は病んだ現実を作り出すガンに侵された思考を

是正することに、100%の責任を負う。

6・眼に見えるものは、無である。すべては私の心の中

の思考として存在する

 

以上の6点は、ヒューレン博士をご存じない方たちには 

わかりにくいと思うので簡単に注訳させていただきたい。


思考という言い方は、言い換えれば、心の想い、特に

潜在意識といってよいだろう。

 

私たちの身のまわりに顕れている事柄、それが 物理的

宇宙から体の体調にいたるまで、すべて 自分の心の思いに

よって、ひきおこされている。


3番目の私の思考が完全なら~というのは、潜在意識に

蓄積された過去のマイナスのプログラミングのプロセス

が浄化されて、ゼロ・リミッツ(つまり自分の心の超越

意識、神意識とつながった部分)が現され、愛に

あふれんばかりになるということだろう。

 

4番目の、すべての身のまわりに自覚される事件や状態、

事柄は自分の心がそれを現している以上、他人事といえども、

自分の心(潜在意識や想念)が責任をとるべきということだ。

 

どうやって? 

自分の潜在意識を清めることによって、

そして 

ゼロ・リミッツとむすびつくことによって。


5番目の宣言では 自分の病気に対しても、自分の心が

引き起こしていると認め、外部の責任ではなくすべて

自分の責任としてそれを負うという。


6番目の 無というのは 般若心経の空の概念にあたる

だろう。

ヒューレン博士は、英語では nothing ではなく、void 

という表現をしている。

 

さらに、空の定義を

 “空は、セルフ・アイデンティティーと全宇宙の

基礎です。 

空(くう)の下で霊感は永劫なる聖なる知性より

湧き出ます。 

潜在意識下で再生される記憶は 空を放逐(ほうちく)

するが、破壊することはできない。(*3

としている。

 

潜在意識下で再生される記憶というのは、私たちが

当たり前のように当たり前の方法で繰り返している

日常生活の事象が、その表れとなる。


そのために、潜在意識を清める、あるいは、ゼロに戻す

とは、つまり、私たち本来の“自分”に返ることに

つながる。

風邪をひくか否か、も、心の指向性が根底にあるとすれば、
ヒューレン博士の、心の浄化方法も、野口氏の、風邪を
引かない身体になるための、心の指向性も、
自分の意志次第であるということになるだろう。



 

*1) p・135

*2) “ハワイの秘法”PHP研究所 2008年 P.28  

ヒューレン博士とジョー・ヴィターリ氏共著

*3)  上記著 P.309 

 

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