自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

遺伝子をONにすれば、自分が変る

2025年01月07日 | 自然治癒力・生命力・発揮する考え方


遺伝子研究第一人者 村上和雄の“生命観    

前置き)

ここに、2冊の文庫本がある。

タイトルは
“生命(いのち)の暗号”、①巻と②巻(*1)。

それぞれのカバーに書かれた紹介文が印象的だ。
①巻の表紙にかかる、帯にはこんなことが
書かれている。

“バイオテクノロジーの世界的権威が提言する
‘遺伝子オンの生き方’、
だれもが無限の可能性を開花できる。”


”遺伝子工学の世界的権威によるロング・
ベストセラー。

著者が、遺伝子暗号を読みごく中で気づいた、
微細な空間に膨大な化学の文字を書き込んだ
何ものかの存在。”


”著者は、畏敬をこめて、それを‘サムシング・
グレート’と呼んだ。

生命科学の現場から、人がもつ無限の可能性と眠れる
遺伝子を、オンにする生き方を説いた”。(以上帯から引用
 


さらに、②巻の裏表紙にある紹介の帯には
次のとおり書かれている(以下引用)

環境の変化や心の持ち方で、遺伝子がONになる

~ヘビースモーカーが肺がんにもならずに、
すんでいるのは、癌を退治する遺伝子が
ずっとON状態になっているからだと
考えられるのです。

そういう遺伝子のON/OFF機能は、病気や健康に
限ったことではなく、

走るのが遅いとか、カラオケが下手だとか、
記憶力集中力に乏しいとか
仕事ができない といった、
いろいろな心と体の能力に関しても
同様にいえます。

したがって、眠っていた遺伝子をONにする
ことで
潜在能力を目覚めさせ、それまでできなかった
こともできるようになるし、とても自分には
無理と思えたことも可能になる・・


そういう可能性の発言に遺伝子は、大いに関与
しているです。”(以上引用)


この帯に書かれている、文言を読んだだけで、
何やら、遺伝子と、自分変革の可能性の関係に
期待が湧いてくる。

この本の著者が村上和雄、筑波大学名誉教授
(*2)だ。
 

*************************************** 

遺伝子研究第一人者の村上和雄博士は、生命について
どう考えているのだろうか? 

自然治癒力は生命力の発露だ。

村上博士は
”自然治癒力は遺伝子の働き
からくるという。

それなら、その遺伝子そのものが生命”か?
といえば
そうではない。

村上博士も認めるように、遺伝子レベルの解析
をしてみても、
生命そのものがこれだという結論は出ないという。


ところで、博士の考える、人体組織の最も大切な
器官は何か? 

言葉を変えて言えば、何が、身体の司令塔になって、
その秩序や、正しい生理機能つかさどっている
のだろうか?

単純に、頭の中の脳の機能が、その役目をしていると
これまで、私は、思っていた。


ところが、村上博士によると、

人体は頭で統治されているのではなく、
遺伝子そのものが司令塔” だという。


次回から、そのあたりを探ってみたい・・・
そして遺伝子をONにするための 助言を
博士の本から考えてみたい。


**********
*1)~サンマーク文庫“生命(いのち)の暗号”、
①巻と②巻  
サンマーク出版 2009年、

(*2)村上和雄
1936年生まれ 筑波大学名誉教授。78年筑波大学
応用生物学化学系教授になり、遺伝子の研究に取り組む。

83年高血圧の黒幕である酵素“レニン”の遺伝子解読に成功。
先端学際領域研究長を94年より務めた。

96年日本学士院賞受賞。
 
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