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聖ピオ十世会(SSPX)創立者 ルフェーブル大司教の伝記 18.4.2.他の修道会との友好関係

2010年05月10日 | ルフェーブル大司教の伝記
他の修道会との友好関係

 幸いにも、ルフェーブル大司教の仕事は、信仰と修道生活への忠誠を擁護する戦いに関心のある他の友好的な修道会によって補完される事になるだろう。

 私達は、ポンカレックのドミニコ会修道女たちが、どれ程寛大にエコンを土地に根付かせようと協力してくれたかを見た。しかしこれらの修道女たちは、ローマへの忠誠に関する不完全な解釈から、少しずつ大司教から離れて行った。

 ブリニョールとファンジョにある教育ドミニコ会修道女たちは、不正にも自分達の司教により制裁を受け、追放されてしまったが、ルフェーブル大司教において大いなる理解者を見いだした。聖ピオ十世会に先立って行われていた彼女たちの教育事業は、非常に必要とされている女生徒向けの学校を提供するであろう。
 1973年、ルフェーブル大司教は、オーストラリアのパークス(Parkes)にいるカルメル会修道女である妹、クリスチアンヌに再び面会した。5年後、あるアルゼンチン生まれの若き女性が大司教に尋ねた。「フランスには聖伝のカルメル会はありますか?」1977年8月3日、フランスに帰航する船から、大司教はマリー・クリスチアンヌ女子修道院長宛に手紙を書いた。「貴方の全意向の為に祈ります。特に、フランスでのカルメル会創立の為に。決して召命不足など存在しないでしょう. . 。」

 その時点で大司教は、自分の妹がこの創立を行う決心をしていた事は知らなかった 。彼女には、やはりトルクワン(Tourcoing)のカルメル会からオーストラリアに来ていたもう一人のカルメル会修道女マリー・ピエールが加わった。間もなく彼女達は、暫定的にベルギーにいるポール・ショーンブロート(Paul Schoobroodt)神父のもとに移り、次にフランスとの国境にあるキエヴラン(Quiévrain)に女子修道院を入手した。これは将来的に聖心のカルメル修道院となるだろう。すると、数々の召命が彼女たちの所めがけて殺到した。マリー・クリスチアンヌ女子修道院長は、別の女子カルメル会修道院を、フランスで2院、ドイツで1院、スイスで1院、そしてアメリカ合衆国で1院の計5院を創立した。ルフェーブル大司教は、アフリカのセビコタンヌにいた時のように、“一神学校につき一カルメル修道院を”という座右の銘を使って彼女を励ました。

 マリー・クリスチアンヌ女子修道院長は、自分の長上たちからヨーロッパでのカルメル会創立の為の認可を受けていた。しかし、ベルギー駐在の教皇大使が、あの“聖職停止の司教”と彼女との繋がりを知った時、音調が変わった。「大した事じゃない」と大司教は書いた。「彼らは心を乱しているのですか?これは聖伝の維持が如何に重要であるかを表しています。」

 アメリカにいる女子修道院長には、ルフェーブル大司教は次のように手紙を書き、その中でカルメル会修道女たちの役割を要約した。

「[あなた方の役割とは]模範と祈りによって聖性の内に霊魂を導く事。司祭と信徒達は、地獄の攻撃に対して信仰擁護の良き戦いを継続する為に、この模範とこれらの祈りを必要としているのです。」

 最後に大司教は決断した。それは、聖伝に従うカルメル修道会は、キエヴランの女子修道院長の権威のもとに連盟を作り上げること、この連盟は、カルメル会創立者である妹の死後は、聖ピオ十世会の4司教の内1人の責任の下におかれ、“ローマ・カトリック教会に対するカルメル会の偽り無き忠誠”を補足によって補いながら保証するのである。

 ルフェーブル大司教はさらに、コアッシュ神父とその姉妹テレーズ・マリー女子修道院長を助けた。彼らはフラヴィニーのメゾン・ラコルデールにてアシジの聖フランシスコの小さき姉妹会を再創立したが、この修道会は、元々ジョゼフィンヌ・ルノー女子修道院長によって、1873年にアンジェで創立されていたものである。

 同様に、大司教は、ド・ラ・シュヴァヌリ(de La Chevasnerie)神父の精神に従って、ナントに近いル・ラフレ(le Rafflay)で、「洗者聖ヨハネの小さきしもめの会」を創立したマリー・ド・マグダラ女子修道院長を激励した。

 大司教は他にも幾つかの共同体を後援した。それは、ニーム(Nîmes)のモリス・ラファリ神父の、大人達から十分な世話をして貰えない子供達を養護するレトワール(l’Etoile)事業や、ラメレ(Lamairé)にある、ジェルトルード・メサン(Gertrude de Maissin)女子修道院長が創立した「まったき信頼の聖母のベネディクト女子修道会」、アヴリエにあるドミニコ会観想女子修道院、モルゴンのクララ会女子修道院、ペドロ・デ・ラ・インマクラーダ・ムニョス神父の創立した、バルセロナ近郊にあるオアシスの女子修道会、アルバノ近郊のヴェレットリで、ドン・フランチェスコ・プッティによって創立された「チェナクルムの弟子会」などであった。さらに、ドイツ語圏諸国に関して言えば、ドイツ語圏スイスの「いと尊き御血のマリア姉妹会」と、ドイツのマインツの看護姉妹会の両修道会は、聖ピオ十世会から霊的利益の影響力を受け取った 。

聖ピオ十世司祭兄弟会 (FSSPX) 創立者 ルフェーブル大司教 伝記 目次
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