Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた

2024年から贖いの業の2000周年(33 - 2033)のノベナの年(2024-2033)が始まります

今日4月23日(火)午後7時から9時までジェイソン・モーガン麗澤大学助教とポール・ド・ラクヴィヴィエ氏の研究発表会です

2019年04月23日 | カトリック・ニュースなど
天の元后喜び給え、アレルヤ!

ジェイソン・モーガン麗澤大学助教とポール・ド・ラクヴィヴィエ氏の研究発表会があります。

日時:2019年4月23日(火)午後7時00分~9時00分

場所:曙町会館一階

●ジェイソン・モーガン麗澤大学助教(Prof. Jason Morgan)
「革命、不安定、帝国:過去500年の歴史の捉え方と秩序の取り戻し」(仮題)

この研究発表では、ジェイソン・モーガン教授は、何故革命はさらなる革命へと進んでいくのか、この革命的な思考回路に対してどのように対抗して秩序を回復することが出来るのか、について考えを深めていきます。

宗教改革を起こしたマルチン・ルター、英国聖公会を作ったヘンリー八世、ウェストファリア条約、ナポレオン、ウィーン会議、アメリカの独立と市民戦争、ルーズベルト、ビスマルク、ブッシュ大統領、キッシンジャーなど、カトリック教会を排除しようとする政治は、常に流血の大惨事と帝国へと導かれることを考察します。

さらに「令和」が、日本にとって何故約束に満ちた時であるかについても、理由を深める予定です。

PROFILE:ジェイソン・モーガン助教は、1977年、アメリカ合衆国生まれ。歴史学者。日本史研究者。テネシー州立大学チャタヌーガ校で歴史学を専攻。2014~15年、フルブライト学者として早稲田大学ロースクールで研究。現在、麗澤大学で教鞭を執っておられる。「アメリカはなぜ日本を見下すのか?」などの著者

●ポール・ド・ラクヴィヴィエ氏 国学院後期博士課程・比較法制史
「啓蒙思想は人間を解放しただろうか」(Paul de Lacvivier)

この研究発表では、世界史をはじめ、一般に普及している「革命歴史観」を見直しつつ、幾つかの定番の課題に関する先入観を斬り、最先端研究をご紹介します。

どなたでもご自由に聴講できます。知的なひとときをお過ごしください!

ノートル・ダム大聖堂が炎と煙に包まれたところに、世界中の誰もが象徴的な価値と意味を見いだした : 教会も受難の時「キリストの花嫁を見よ Ecce Ecclesia」

2019年04月23日 | トマス小野田神父(SSPX)のひとり言
天の元后喜び給え、アレルヤ!
Regina Caeli, laetare, alleluia!

愛する兄弟姉妹の皆様、

私たちの主イエズス・キリストの御復活のお喜びを申し上げます。

復活の主日には、大阪で聖伝のミサを行いました。
ミサの前に4名の方々が洗礼の恵みを受けました、天主様に感謝!
32名がミサ聖祭に与りました。
ミサが終わった後、受洗記念と復活祭のお祝いの小さなパーティーが催されました。

聖週間にパリのノートル・ダム大聖堂(聖母大聖堂)の火事がありました。

フランスでは非常に頻繁に同様な事件が立て続けに起きています。

コメントに書き込んでくださった方が教えてくださいました。ニューズウィーク2019年4月17日の記事によると、2018年の1年だけで「フランスにある4万2258の教会のうち875が破壊され」ました。「キリスト教に対する攻撃は2018年だけで1063件に上った。」「1日に2件のペースで、フランスの教会は冒涜されている。」(*注)

「公開されたファチマの第三のメッセージ」と呼ばれているもののヴィジョンが現実のものとなってしまう大きな苦しみの始まりのように思えます。

デ・マテイ教授がとても深い分析(「The Church is burning 教会が燃えている」)をしています。パリの聖母大聖堂はシンボルである、と。もちろんそれ自体が文化遺産であり、価の付けられないほどの芸術的な価値があります。それだけではありません。誰にとっても、パリのノートル・ダム大聖堂は、キリスト教世界の象徴、西洋の良心の象徴、信仰の遺産の象徴、ヨーロッパのアイデンティティーの象徴、フランスの歴史の象徴です。バチカンの聖ペトロ大聖堂の次に人々が訪れる教会です。

ノートル・ダム大聖堂が炎と煙に包まれたところに、世界中の誰もが象徴的な価値と意味を見いだしました。ゴシック様式のノートル・ダム大聖堂が、天に高くそびえているのは、カトリック教会を象徴しています。パウロ六世は1972年に「サタンの煙が天主の聖殿に入り込んだ」と宣べましたが、煙に包まれたノートル・ダム大聖堂はその言葉を思い出させました。教会の上層部を焼いてしまいました。教会の尖塔も焼け落ちて、新しいミサの祭壇の下に落ちました。デ・マテイ教授は、教会の高位聖職者たちのことを象徴していると言います。

聖ルイが高額の値で買い取った、私たちの主の茨の冠の聖遺物は天主の御摂理で救い出されました。聖ルイ王は、1239年この聖遺物をパリに迎え入れるとき、裸足で麻で出来た簡単なトゥニカだけを着て行列でそれを運びました。この聖遺物を保管するために、サント・チャペルという最高傑作の教会を建てました。

聖週間に私たちは私たちの主の御受難を黙想しました。茨の冠を被せられ、鞭を打たれた私たちの主を、ピラトは群衆の前に見せて「この人を見よ Ecce Homo」と言います。現在、教会も受難の時を生きています。「キリストの花嫁を見よ Ecce Ecclesia」、傷つき、姿を変えた、人類の教師・救いの手段の唯一の保管所・平和の元后・聖なる教会を見よ、と。

レムナント紙のマイケル・マット氏によると、ノートル・ダム大聖堂の最高先端にあった雄鶏(オンドリ)は、尖塔が焼け落ちても焼けずにほぼそのままで落ちて残ったそうです。


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この雄鶏の中には、茨の冠の聖遺物の一部と、聖ディオニジオと聖ジュヌヴィエーヴの聖遺物も入っていました。オンドリ(le coq)はフランスがガリアと呼ばれていた昔からフランスの象徴でもあります。聖伝のミサ聖祭の祭壇も聖母のもとで焼けずに残ったこと、尖塔の雄鶏が残ったこと、これも深い象徴の意味があると信じます。



十字架の苦しみを受けた私たちの主イエズス・キリストが復活されたように、キリストの花嫁であるカトリック教会も、美しく復活すると、聖母の御取り次ぎにより信じています。

良き復活節をお過ごしください。

天主様の祝福が豊かにありますように!

トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)

(*注)
2015年6月15日には、ナントの聖ドナシアン大聖堂の修復工事中、やはり屋根が火事になっています。修理は2021年に終わるそうです。



2018年7月31日レンヌの聖テレジア教会の火災



2019年1月16日、グルノーブルの聖ヤコボ教会の放火事件



2019年2月6日、タルヌのラヴォル司教座大聖堂の破壊行為と火災



今年3月(ニューズウィークの記事には昨年とありますが実は今年つまり2019年3月)には、サン=シュルピス教会が放火され、放火と同じ週には、他に11の教会が破壊行為に遭いました。

2019年3月2日、パリの聖ドニ教会の破壊事件


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2019年3月18日、パリの聖スルピス教会の放火事件



極みまで愛するがあまり十字架に付けられて命を与え、私たちと共に世の終わりまで一緒にいる為にミサを制定し御聖体を制定したイエズスの御前に跪いて

2019年04月23日 | お説教・霊的講話
「御聖体の前での黙想と祈願」

2019年4月5日(初金)御聖体降福式にて 小野田神父

天地の創造主、救い主、天主、贖い主、イエズス・キリスト様が、真に在し、私たちを愛を以って祝福して下さっています。

目にはパンのように見えますが、本当の天主、永遠の昔から約束された救い主、旧約の全ての預言を成就された救い主、私たちの為に十字架に付けられて、死して、そして復活されたイエズス様が、私たちの目の前にパンの外見で真に在す。私たちを見守っておられます。

愛するがあまり、極みまで愛するがあまり、十字架に付けられて、命を与え、命を捧げて、そして遂には、私たちと共に世の終わりまで一緒にいる為に、パンの形で残ろうとミサを制定しました。御聖体を制定しました。イエズス様の御前に跪いて、感謝と、讃美と、礼拝を御捧げ致しましょう。

イエズス様は特に子供たちが大好きです。子供たちの単純な真っ白い純粋な心が大好きです。イエズス様は子供たちの祈りを叶えて下さいます。私たちがいつも子供のような心を保ちますように、嘘のない、イエズス様を愛する、罪の汚れを知らない清い心を保ちますように。

イエズス様は私たちの心の奥底までよく御存知です。私たちの喜びや、辛い事も、悲しい事も、大変な事も、心配事も、未来も、過去も、私たちに一番大切な必要な事も、あるいは私たちにとって危険な事も、よく御存知です。

「イエズス様、どうぞ私の道を守って下さい。心も、体も、私たちの家族も、兄弟も、お父さんも、お母さんも、お友達も、みんな守って下さい。」

イエズス様は100年前に、子供たちにマリア様を送って、この子供たちを大聖人に変えてくれました。ファチマのマリア様は子供たちに、お祈りをする事、特にイエズス様の御聖体が恐ろしくも冒瀆を受けているという事、これを償うように、祈りと犠牲を捧げるように、罪を犯している人々の回心の為にお祈りするように、私たちが地獄の火に落ちないように、イエズス様にお祈りするように教えてくれました。私たちのお祈りはとても力があります。特に子供たちのお祈りは力があります。

「イエズス様、天皇陛下と新しい天皇陛下を御憐れみ下さい。新しい令和の時代を祝福して下さい。日本の人々を祝福して下さい。イエズス様の聖なる御命令と、イエズス様の平和の時代が来ますように、マリア様の御心を通して祝福して下さい。」

ファチマの天使の第2の祈りを、3回唱えましょう。

--このブログを聖マリアの汚れなき御心に捧げます--

アヴェ・マリア・インマクラータ!
愛する兄弟姉妹の皆様をお待ちしております
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