新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

米国の旅⑦ セント・オーガスティンのB&B

2010年03月21日 | '10 ワシントン、フロリダの旅

オーランドから200キロの北に位置するセント・オーガスティン。ずいぶん以前にここを訪れたことがある夫の希望と、アメリカには珍しいヨーロッパ的な町の名前に惹かれてここを選びました。2泊3日の小旅行です。

セント・オーガスティンは1513年にスペイン王室の命を受けたポンセ・デ・レオンが降り立ったことから始まります。1565年にはスペイン艦隊が砦を築き、フランスの襲来を駆逐したり、英国の統治になったり、再度スペイン統治に。そして南北戦争にかかわったという変遷を経ています。だから今でも古い町並みとスペインの香りが残り、何となく「小京都風」の小じんまりした雰囲気がただよっています。アメリカにこのようなところが存在することが新鮮でした。

この歴史地区には、家族的なB&B(Bed&Breakfast)がぴったりということで、Carriage  Wayを息子が予約していました。B&Bの部屋数はおおむね5~10。自分の大切な家に来客を迎え、誠意をもって厚くもてなす・・・それがこの地区のB&Bの特徴のようです。幼い子供はお断り、2連泊以上、キャンセル条件は厳しいという割には、宿の予約がいっぱいのようです。アメリカの初期を思わせる家の造りも大変気にいりました。

Img_1097_2Img_1049America_331朝食は、焼きたてのパン、手作りキッシュ、手作りジャムなどの温かいもてなしで、お昼には手作りのケーキやクッキーが用意され、散策の合間に食べに戻ったりワインを飲んだりと、さりげない心配りが心地よく感じられました。2LDKのコテージタイプで、家のキーを渡され、3日間の我が家になりました。素敵なアンティークの調度品、ジャクージつきの3つの風呂がリッチな気分にさせてくれました。

Augustane4_4 セント・オーガスティンは小さな町なので地図を見ながらぶらぶら歩きが楽しめます。

中心部は歴史地区。アメリカ最古の堅固な砦、シティーゲート、スペイン植民地時代の家並み、セント・ジョージ通り・・・、歴史が静かに匂う町です。

Oldest Schoolのように、1700年代の半ばに建てられた最古の学校はその質素さが印象的でした。

フラグラー大学は、19世紀に大富豪がお金にあかせて作ったホテルを大学に改装したもの。館内ツアーがあるので、見逃さないようにしました。

ライトナー博物館も、フラグラーが作ったものを、シカゴの億万長者ライトナー氏が買い取って博物館にしたもの。芸術品から石器までバラエティに富んだコレクションです。

観光用のトラムや馬車がのんびり走っていますが、歩いたほうがだんぜん楽しく、観光写真の背景にはぴったりです。午後大まかな下調べをして、見学は翌日に回しました。

America_461_2America_389Img_1081_2   

夕食は、スペイン料理のレストラン、コロンビアへ。雰囲気もよくかなり知られているお店です。パエリア、シーフードの文字に心が躍ります。ハンバーガーばかりが目につくアメリカでほっと一息。サングリアのフルーティな香りもおいしかったけど、塩をなめながらのマルガリータは最高!

America_404America_399America_397_2   

 

コメント (2)