フランス国内でルノーと日産自動車が共同開発している電気自動車の技術情報が盗まれた。
盗んだ黒幕は「中国だ」との噂がもっぱらだ。
産業・スパイ大作戦!
フランスではついにサルコジ大統領が調査命令を発令したということだが、流出したのは基本的に日本の技術。
菅直人首相がなんにもしないのが、かなり不思議だ。
フランスで発生した事件だから全く関係ない、と思っているのか、それとも盗んだ犯人が中国と思われるので、中国漁船の海保艦船体当たり事件と同じように、不問に付すのか。
まったくもって、どこの首相かわからないのが一般日本人の悲しいところだ。
ところで、中国による産業スパイは今に始まったわけでは決して無い。
そんなこと今更ブログで書かなくても良いのだが、それに業を煮やして、
「そんな国とは取引しない。逆鎖国だ」
と叫ぶところもないのが、これまた情けない。
最近の産業での中国の行いは目に余るものがあり、中には恐怖さえ感じるものもある。
先週は同じように任天堂の新製品が中国国内の工場から流出し、コピー会社にすでに譲渡済み、という事件が伝えられ「まさか、あの任天堂も」とびっくりしたばかりだ。
アップルのiPadが発売されてすぐさまiPedなるまがい物が登場したことは記憶に新しいが、ハイテクコピーもお手の物中国の技術は決して侮れない印象再認識させた。
「このセダンは前がトヨタで後ろがホンダのデザインです。」と正規販売店で堂々とPRする大手中国自動車メーカーが存在するのだから技術やデザインの窃盗や模倣は、かの国ではもう犯罪という認識すら無いのだろう。
で、恐ろしいの「中国製ステルス戦闘機」の独自開発。
私の拙い知識によると、確か米国のステルス戦闘機の電波反射防止塗装の使われている塗料は日本製塗料。
生産できるノウハウがあるのは1社だけで、武器輸出三原則に抵触させない日米同盟に基づいた特例措置の輸出品であったはず。
中国製だからなんちゃってステルスという可能性が無くもないが、コピーすることに関しては群を抜いた技術があるだけに、もしほんとに日本企業から塗料生産技術のノウハウをパクっていあたら、それはルノー・日産どころの話ではないということになる。
産業・スパイ大作戦。
中国の日本関係へのスパイ活動は、どうやらミッション・インポッシブルならぬ「Mission Possible」になっているのかもわからない。
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