<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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こういうことを書いてはいけないのかも知れないが、ロシアという国でテロが起こったとしても全然不思議に思わないのは、私だけだろうか?

ロシアの近代史は侵略と粛清、殺戮の連続だったといっても過言ではない。
ヨーロッパの北東に位置する西ヨーロッパと比べると「ちょっと遅れた人たち」の国家で、もともと今ほど大きな面積ではなかった。
徐々に徐々に東へ東へと進出し、国土を広げて行った国に過ぎない。
その間、どういうふうにして侵略地域を手懐けていったのかは想像するまでもないこと。

日本もその侵略コースに位置していたため、今から108年ほど前に国家を上げて、その圧力に抵抗して勝利を収めた。

当然これだけ力で押さえつけているわけだから、あちらこちらに歪を生じる。
ソビエト時代はその圧倒的な力でもって抵抗勢力を駆逐していたに違いない。
なんといっても鉄のカーテンのお国柄。
抵抗活動は表沙汰にならなかった、というのが実情なのだろう。

冷戦が終了し、ソビエトどころか社会主義や共産主義のほとんどの国家が消滅した今日、人の口に衝立はできない。
しようと思って記者や政治家に刺客を向けるとインターネットで世界が繋がってしまっているので、露骨に悪事が露見し、疑われ、叩かれることになってしまう。

テロという行為は決して許されるものではないけれど、これだけ大きな国際空港でのテロ事件でさえ、マスコミ一般に「ロシアもやっぱり....」が感想で、「ロシアがなんで....」とならないところがロシアに対する国際的な感情と言えるのかも知れない。

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