<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
宇宙エンタメ前哨基地




先日、出勤しようと朝、ズボンを履いてベルトを締めたらバックルの孔が長さギリギリになっていることが判明した。

「う、デブになっている」

と言うやいなや、

「宴会のやり過ぎちゃうん」

と嫁さんが即指摘。その調子に乗って小学生の娘までが「お腹出てんちゃうん」という始末。
確かに、どことなくポコッとお腹が出て、首周りに小さなクッションが入っているという感覚を自覚したのであった。

年明けはともかく、昨年の年末の忘年会の数は例年に比べてかなり多かったのは事実なのだった。
会社の忘年会。
会社の有志による忘年会。
得意先との忘年会。
得意先の有志による忘年会。
研究会の忘年会。
交流会の忘年会。
などなど。

つまり食っちゃ飲み食っちゃ飲み、していたのが悪かった。
とりわけ東京で実施したある研究会の忘年会が最悪なのであった。

東京大学にほどちかい地下鉄本郷三丁目駅徒歩数分。
とある食べ放題飲み放題の中華料理店が会場だった。
その中華屋。
普通、食べ放題飲み放題の店は時間制限があるのだが、この店、どういう仕組みになっているのか約4500円を支払うと、時間無制限で食べ放題飲み放題なのであった。
従って、一般的に、
「2時間でお願いします~!」
というタイムリミットで救われる宴会も、中締めを取りにくく永遠に続くという地獄が展開されることになる。

宴会メンバーの構成員にそれこそ酒飲み話好きが含まれていると、終のない世界になってしまい、会場をさることが難しくなるのだ。
とりわけ私のように出張で東京にやってきていて、予め「今日は泊まりなんです」などと告白していたりなんかすると、
「もう終電です」
と逃げることもできなくなってしまい、店が閉まるまで長々と付き合わされることになるのだ。

「今日は大阪に帰らなければならないので、7:30で失礼します」

と言えれば良いのだが、今回私は「この近くに宿とってますんで」と言ってしまっていたので逃げることが許されず飲み放題食べ放題拷問にさらされたというわけだった。

とまあ、こんな具合で連日宴会が祟ってベルトの孔が危機状態になっていた、というわだ。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )