話は一月にさかのぼる
☆ この日 親友Aが今年度中に健康診断をsしなければいけない なんて話を出して、その流れで「そう言えば私、胃カメラの検査したことないんだよね~」なんて私が言ったら
「信じられないっ! 局ちゃん! じゃ、ちゃんと検査してないの!?」と言い出したのであった。
「だってあんなの飲むのイヤだし~ そう言えば去年は区民の健康診断もさぼっちゃった」と言ったら
「やだ~ ○○さん(オット) 連れてったほうがいいですよ~」
「そうなんだよAちゃん こいつ逃げるからね。ホントにさ、こいつが手遅れの癌にでもなったら俺が何言われるか・・・ 」
「じゃ 私と一緒にするってのはどうですか?この際」
「あっ それがいいよ! オレ予約しとくよ」
ってなことで、昨日の土曜日、全身おまかせ検診を親友Aと二人で仲良くしてもらうことになったのであったw
その時は(まあこの際仕方ないか・・・)と酔っぱらってて気持ちも大きくなっていたのでそう思ったが、だんだん気持ちも重くなる。何より胃の内視鏡検査ってのがどうもイヤなのである。「大丈夫よ」って人もいるが、「苦しかった」とか「二度とやりたくない」との声も・・・
歯医者で歯型を取るのも吐き気のするくらい喉あたりが敏感なワタシ・・・ あんなもん飲むこと考えるだに恐ろしいではないか・・
しかし嫌だ嫌だと思っていてもその日は近づいてくる。朝一で予約を入れた土曜日。Aをピックアップして病院へ・・・
最近は大学病院や公立の病院は土曜休みのところが多いので、中規模の総合病院で土曜日にやっているここは結構な混雑である。
問診をして血液検査など・・・
そして最後に内視鏡検査室へ・・・・
内視鏡が上手と評判のDrらしい。しかし、ワタシの検査をすることに非常に難色を示してたらしい。どこかの誰かが「痛がりで大げさでめんどくせえ患者」と吹き込んだらしいw まったく余分なことを。外面は良いんだぞ、ワタシは・・・
そしてその吹き込んだ張本人も外来を抜け出して内視鏡室へ。よっぽど私が暴れるのか心配だったのだろうか?
看護師さんからまず喉の麻酔を注射器で口に入れられる。これを喉に滞留させて5分ほど置いとくんだって。歯医者の麻酔と同じような味で同じような麻痺感が口の奥半分から喉まで広がる。
(あ~ ヤダヤダ)と内心思いつつもここまで来たら「まな板の鯉」になろうと決心。
しかしそんな心配はいらなかったのである。
ドルミカム静注。そのまま意識が飛ぶ。
「終わりましたよ」という看護師さんの声で目覚める。
そのまま車いすに載せられ処置室のベッドで気持ちよく眠る。隣のベッドにはやはりAが気持ちよさそうに眠っていた。
ちょっとだけ喉に違和感があったが、それも2、3時間で消えた。
「これなら何度でもできる! なんだったら大腸ファイバーもできる」(図乗り)
こんな風に心配したわりにはさっくり終わった内視鏡だったが、この日は思わぬ伏兵が潜んでいたのであった。
それは やはり初めての「乳がん検診」であった。そう、マンモグラフィーの検査である。
これも我が人生初体験である。
話には聞いていたが、豊満乳の持ち主は豊乳なりに、貧乳主は貧乳なりに 共通の感想は「痛いっ」であった。
しかしその後には内視鏡が控えていたこともあったので、何か針を刺されるわけでもないし 乳を挟まれるくらいなんてことないじゃんとたかをくくっていたのである。
それが・・・
別に自慢じゃないが、ワタシは貧乳ではない。しかるべきくらいのブツの持ち主であると自覚しております。
なので技師さん(若い女性 なかなか綺麗な子であった)には必死になってかき集めなければならないという苦労はかけなかったと思う。
しかしですね、これって大変なのね。
概略を申し上げるとですね。乳を片方ずつ引っ張って二枚の板で押しつぶして照射するのである。
技師さん「失礼します」と言いながら我が胸をむんずとつかみこれ以上伸びないっつーにという限界くらいに両手でひっぱり板の上に・・・ それだけでも「イテテテっ」なのにそれをもう一枚の板で挟むのである。
「どうしても我慢できないくらい痛かったら言ってくださいね」とにこやかに言った技師さん、もう一枚の板を上からギギギと圧迫する。
痛いっ 痛いっ つつつつ
両方終わってほっとしたら「今度は横から取りますね」
まだやるのかよ・・・
横から押しつぶしはさらに痛くて思わず「痛いんですけど~」と言ったら「もう少しですから すみません~」とにこやかに言われる。
「痛かったら言ってくださいね」 というのは結局 「すみません~」 とにこやかに言ってもらえるという特典であったw
痛いし恥ずかしいしまったく女はめんどくさいね。ここをお読みの男性のみなさん。ご自分の下半身のブツがむぎゅっと引き延ばされて板に挟まれ薄くつぶされて検査されることを想像してくださりませ。その辛さが計り知れるであろう。
・・・と、息も絶え絶えでマンモは終わった。
その後腹部エコー、心電図、ピロリ菌検査などできそうな事は一通りやって問診に。
「大丈夫そうだよ。何も異常ないよ」との医師の説明。
「ほら胃の中も綺麗なもんだ」初めて見る我が胃袋の内部。つるんとして綺麗なピンクで凹凸もない。今まで「神経使いすぎて胃が痛くて」などと言って色んな言い訳に使っていたが これから気を遣ってくれなくなりそうである。
マンモの画像も見せてもらったが大福が二つ並べて押しつぶしたようなものが映っていた。これも異常なしとのこと。血液検査の結果もすべて正常値の範囲内。
親友Aも異常なし。
「私たちって丈夫なオバね~」と二人で安心。
安心したら朝から何も食べずにいた空腹を自覚し、この後休日出勤でたまった仕事を片付けるというキャリアウーマンAと新宿のうどん屋で味噌煮込みうどんを食べて別れる。
嫌だ嫌だと思っていた検診だったけど、こうやってすっきりした気分になれて良かったと思う。しかし乳搾りの恐怖はしっかり刷り込まれてしまった。
☆ この日 親友Aが今年度中に健康診断をsしなければいけない なんて話を出して、その流れで「そう言えば私、胃カメラの検査したことないんだよね~」なんて私が言ったら
「信じられないっ! 局ちゃん! じゃ、ちゃんと検査してないの!?」と言い出したのであった。
「だってあんなの飲むのイヤだし~ そう言えば去年は区民の健康診断もさぼっちゃった」と言ったら
「やだ~ ○○さん(オット) 連れてったほうがいいですよ~」
「そうなんだよAちゃん こいつ逃げるからね。ホントにさ、こいつが手遅れの癌にでもなったら俺が何言われるか・・・ 」
「じゃ 私と一緒にするってのはどうですか?この際」
「あっ それがいいよ! オレ予約しとくよ」
ってなことで、昨日の土曜日、全身おまかせ検診を親友Aと二人で仲良くしてもらうことになったのであったw
その時は(まあこの際仕方ないか・・・)と酔っぱらってて気持ちも大きくなっていたのでそう思ったが、だんだん気持ちも重くなる。何より胃の内視鏡検査ってのがどうもイヤなのである。「大丈夫よ」って人もいるが、「苦しかった」とか「二度とやりたくない」との声も・・・
歯医者で歯型を取るのも吐き気のするくらい喉あたりが敏感なワタシ・・・ あんなもん飲むこと考えるだに恐ろしいではないか・・
しかし嫌だ嫌だと思っていてもその日は近づいてくる。朝一で予約を入れた土曜日。Aをピックアップして病院へ・・・
最近は大学病院や公立の病院は土曜休みのところが多いので、中規模の総合病院で土曜日にやっているここは結構な混雑である。
問診をして血液検査など・・・
そして最後に内視鏡検査室へ・・・・
内視鏡が上手と評判のDrらしい。しかし、ワタシの検査をすることに非常に難色を示してたらしい。どこかの誰かが「痛がりで大げさでめんどくせえ患者」と吹き込んだらしいw まったく余分なことを。外面は良いんだぞ、ワタシは・・・
そしてその吹き込んだ張本人も外来を抜け出して内視鏡室へ。よっぽど私が暴れるのか心配だったのだろうか?
看護師さんからまず喉の麻酔を注射器で口に入れられる。これを喉に滞留させて5分ほど置いとくんだって。歯医者の麻酔と同じような味で同じような麻痺感が口の奥半分から喉まで広がる。
(あ~ ヤダヤダ)と内心思いつつもここまで来たら「まな板の鯉」になろうと決心。
しかしそんな心配はいらなかったのである。
ドルミカム静注。そのまま意識が飛ぶ。
「終わりましたよ」という看護師さんの声で目覚める。
そのまま車いすに載せられ処置室のベッドで気持ちよく眠る。隣のベッドにはやはりAが気持ちよさそうに眠っていた。
ちょっとだけ喉に違和感があったが、それも2、3時間で消えた。
「これなら何度でもできる! なんだったら大腸ファイバーもできる」(図乗り)
こんな風に心配したわりにはさっくり終わった内視鏡だったが、この日は思わぬ伏兵が潜んでいたのであった。
それは やはり初めての「乳がん検診」であった。そう、マンモグラフィーの検査である。
これも我が人生初体験である。
話には聞いていたが、豊満乳の持ち主は豊乳なりに、貧乳主は貧乳なりに 共通の感想は「痛いっ」であった。
しかしその後には内視鏡が控えていたこともあったので、何か針を刺されるわけでもないし 乳を挟まれるくらいなんてことないじゃんとたかをくくっていたのである。
それが・・・
別に自慢じゃないが、ワタシは貧乳ではない。しかるべきくらいのブツの持ち主であると自覚しております。
なので技師さん(若い女性 なかなか綺麗な子であった)には必死になってかき集めなければならないという苦労はかけなかったと思う。
しかしですね、これって大変なのね。
概略を申し上げるとですね。乳を片方ずつ引っ張って二枚の板で押しつぶして照射するのである。
技師さん「失礼します」と言いながら我が胸をむんずとつかみこれ以上伸びないっつーにという限界くらいに両手でひっぱり板の上に・・・ それだけでも「イテテテっ」なのにそれをもう一枚の板で挟むのである。
「どうしても我慢できないくらい痛かったら言ってくださいね」とにこやかに言った技師さん、もう一枚の板を上からギギギと圧迫する。
痛いっ 痛いっ つつつつ
両方終わってほっとしたら「今度は横から取りますね」
まだやるのかよ・・・
横から押しつぶしはさらに痛くて思わず「痛いんですけど~」と言ったら「もう少しですから すみません~」とにこやかに言われる。
「痛かったら言ってくださいね」 というのは結局 「すみません~」 とにこやかに言ってもらえるという特典であったw
痛いし恥ずかしいしまったく女はめんどくさいね。ここをお読みの男性のみなさん。ご自分の下半身のブツがむぎゅっと引き延ばされて板に挟まれ薄くつぶされて検査されることを想像してくださりませ。その辛さが計り知れるであろう。
・・・と、息も絶え絶えでマンモは終わった。
その後腹部エコー、心電図、ピロリ菌検査などできそうな事は一通りやって問診に。
「大丈夫そうだよ。何も異常ないよ」との医師の説明。
「ほら胃の中も綺麗なもんだ」初めて見る我が胃袋の内部。つるんとして綺麗なピンクで凹凸もない。今まで「神経使いすぎて胃が痛くて」などと言って色んな言い訳に使っていたが これから気を遣ってくれなくなりそうである。
マンモの画像も見せてもらったが大福が二つ並べて押しつぶしたようなものが映っていた。これも異常なしとのこと。血液検査の結果もすべて正常値の範囲内。
親友Aも異常なし。
「私たちって丈夫なオバね~」と二人で安心。
安心したら朝から何も食べずにいた空腹を自覚し、この後休日出勤でたまった仕事を片付けるというキャリアウーマンAと新宿のうどん屋で味噌煮込みうどんを食べて別れる。
嫌だ嫌だと思っていた検診だったけど、こうやってすっきりした気分になれて良かったと思う。しかし乳搾りの恐怖はしっかり刷り込まれてしまった。