局の道楽日記

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生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

人形寺の記憶

2016-10-20 22:16:54 | 記憶の箱
 

日本人形の生産者や小売業者でつくる日本人形協会は18日、テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」を運営するユー・エス・ジェイ(大阪市)と淡島神社(和歌山市)に、日本人形をお化け屋敷などで展示しないよう求める抗議文を送付したと発表した。

USJは9月10日からハロウィーン期間限定のアトラクションとして、お化け屋敷「祟(TATARI)~生き人形の呪い~」を開催。施設内には、人形供養で有名な淡島神社から貸し出された数百体の日本人形が陳列されている。

抗議文は「日本人形を恐怖の対象として扱っており、イメージを著しく損ねている。供養を目的に神社に奉納された人形を転用するのも問題がある」としている。

これに対し、USJは「抗議文の指摘は法的な根拠に基づいたものではなく、アトラクションは予定通り続ける。ただ、貴重な意見として参考にしたい」とコメントしている。
サイトより


ネットやTVでこの話題を見て思い出したこと

あれは30年ほど前のこと・・・

実はオットの仕事の関係で新婚時代を関西で過ごしたワタクシ、そしてムスコもそちらで生まれた(もっとも生まれて3か月で東京に戻ったのでその記憶はないと思うが)

詳細省くが、あちらから東京に戻ることになり、なぜかこの神社を訪ねたのである。
生後三か月のムスコを連れて、しかも夕方。
確か4時頃だったと思う。
オットが運転する車を駐車場に停めて、ムスコを抱いて桟橋?のような所を渡ったのを覚えている。
冬の日の短さゆえ、あたりはもう薄暗く、こんな時間に参拝する物好きは他にいなくて私たちだけであった。

その頃から(今ほどではなかったと思うが)この神社には奉納された人形がそこかしこに置いてあって十分気味の悪い雰囲気を醸し出していたが、お礼参りゆえ、この時を逃したらなかなか行けないと思って、家族で参った。
他に誰もいなかった。

そして、また桟橋?のようなところを渡り、ふと振り返ったら、神社の拝殿の脇(人形が並べられているその中に)佇んでいる女性の姿を見つけたのである。

ひ~~~~~っ

今でも覚えている。あのなんだか人間じゃない雰囲気のあの女性を

オットも私がびっくらこいたのを見て振り返ってそうとう驚いたらしく
二人で同時に駈け出して駐車場の車に駆け込んだ。

怖いとしか思えず、それを口に出すのもはばかられて、なぜか無言で和歌山市内まで戻ったのを覚えている。

あれはいったいなんだったのだろう?


で、冒頭の話題に戻りますが・・・



そりゃーああいうUSJみたいな施設は人が入って儲かれば ある程度なんだってやろうってのはわかる。
違和感を覚えるのはああいった趣旨で使われることを想定していたであろうに貸し出した神社側。

神社に供養として送った人たちの中には、その人形を愛おしんだり、それを愛した人の思い出もあるだろうに。
手元に置きたくても置けなくて送ったひともあるだろうに・・・

こういう形で使われて嫌な人もいるんじゃないでしょうかね?

その上神社も供養代って形でお金も受け取っているだろうに、USJからもそれなりに貸出料も入るだろうから二重取りじゃないかいな?


こういうの見ちゃうと、宗教法人への税金面での優遇ってどんなもんかなって思うのよね。
あの辺からしっかり税金でもとれば消費税なんて上げなくてもいいんじゃないかと思うんですけどね。

話がそれた。
コメント
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